三鈴湯
 
【住所】 東京都豊島区池袋本町3−22−27
【営業時間】 15:00〜24:30
定休日】 毎週土曜日
【入浴料】 大人¥450  中人¥180  小人¥80  
【設備】 気泡風呂、電気風呂、超音波気泡風呂、水風呂、薬風呂
【最寄り駅】 東武東上線下板橋駅から徒歩約3分
 


 東武東上線の下板橋駅の改札を出て南口、駅前から続く池袋本町通り。商店街の通りなんだろうが、店舗の数は少なく、閑散としていて少々寂しい。その通りに面してコインランドリーがどーんと構えている。「三鈴湯」。お風呂屋さん、めっけ。そのコインランドリーの角を曲がって西へ入ってすぐ。横長どどーんとマンション1階の銭湯。黒枠に白抜き「ゆ」と屋号が平仮名。かっちょいい正面玄関だ。オリジナルの暖簾もいい感じ。

 その短い暖簾をくぐると下足場、そして自動ドア。中へ入るとフロントがあり、細長く奥へとスペースが伸びている。奥にはロビー。ソファが置かれ、テーブルにテレビ。きれいに整えられた、くつろぎの空間だ。

 脱衣所へと入る。天井は高めで、天板がジグザクなデザイン。外壁側と入口側に脱衣ロッカーが配置、ゆえに脱衣所中央に空間があり、ゆったりとした雰囲気を演出。床のフローリングが、これまたきれいで気持ちいい。浴室入口前には飲料水のウォータークーラーが置かれているのがうれしい。そして腰掛台。間仕切り壁側上には、レトロ看板がいくつか。かつては機能していたんだろう昭和の遺産。ここの看板の店舗は未だあるのだろうか。

 それでは浴室へと。おっとおっと、おおおっと、おっと。奥壁に描かれたるは、葛飾北斎富嶽三十六景、大波ざぶーんだ、モザイクタイル絵。いきなり目の前に飛び込んできた銭湯アート、しばし見とれることに。これはなんともインパクト。

 その大波ざぶーんを背景に、浴槽がL字型に配置されている。間仕切り壁側から、水風呂、超音波気泡風呂ジェット2連の座り風呂、ブクブクの気泡湯と電気風呂、そして外壁側に漢方の薬風呂。それぞれ大きめの浴槽。気泡風呂は「高温風呂」、座り風呂は「中温風呂」との名称。ただ、どちらも熱さには差が無かったような・・・いや、両方とも熱かった。座り風呂のジェット噴射、細かい泡が白く満ちている。頭の部分にはステンレスの水枕あり。 

 洗い場のカラン、間仕切り壁側に8つ、島カラン2列、1列目両側と2列目4片側のみ6つづつのカラン数。2列目カランのもう片側には何もない。浴室入り口横手、外壁側には立ちシャワーが3つ。それぞれ、白タイルに花イラストのタイル絵付き。そして天井はジグザク波打ち型だ。

 浴室、少々無骨な雰囲気がするが、しかし大波ざぶーんのモザイクタイル絵に、白泡のジェットに、漢方湯に・・・と、あれこれ楽しめるポイントあれこれ。そしてきれいなロビーで、しばしのくつろぎ。いーい感じやないですか。生きているって、素敵。
 

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