三筋湯
 
【住所】 東京都台東区三筋2−13−2
【営業時間】 15:00〜24:00 
定休日】 毎週月曜日
【入浴料】 大人¥450  中人¥180  小人¥80 
【設備】 深エステバス、浅超音波気泡風呂
【最寄り駅】 都営浅草線蔵前駅から徒歩約8分 
 


 都営浅草線の蔵前駅から北西。とか言っていますが、後から地図で見ると、都営大江戸線の蔵前駅か新御徒町からのほうが近いのではと気づいた。まあどっちでもそれほどの大差はないが、とにかく角角角っとした一方通行だらけの住宅地の中、どどーんと佇む銭湯だ。

 まあなんと言っても、その外観が渋いですよね。二重の千鳥破風の後ろ側び煙突がニョキッ。堂々たる東京銭湯的外観、短い暖簾が正面にかかる。暖簾をくぐると下足場。正面に孔雀のタイル絵、縦5枚×横3枚の、ちょっとした銭湯アート。思わず目が引き込まれる。

 引き戸を開けると番台、そして脱衣所。おっとっと、入った瞬間に息を飲んだ。外側の庭、こじんまりとしながらも池があり、中には鯉、そして何ちゅう種類か知らないが大きな金魚(まだら模様)がたくさんたくさん。池の周りには岩が組まれて灯篭が置かれたり、とても整えられている。ちょっとした感動を味わいながら脱衣所をぐるっと見渡す。

 天井は高く格天井、3枚羽根天井型扇風機がぶら下がる。脱衣ロッカーは外壁側と島ロッカーが2つ。先ほどの外庭の側には縁側があり、手前内側には木のベンチ。床はフローリングで磨き抜かれてピッカピカ。浴室入口前には、大きなアナログ体重計。

 さてそれでは浴室へ。おっとっと、ここでもまた息を飲む。出ました東京銭湯一八番、見事な富士山のペンキ絵だ。けっこう見慣れてきたとはいえ、それでもこれを見るとうれしくなる。それともう一つ息を飲んだ。外壁側がガラス戸で、その向こう側にはまたしても庭!その庭には池があり、先ほどの池にいた大きな金魚(まだら模様)が、そりゃもうたくさん!いやぁ、これはすごいですよ、このヴィジュアルは。水族館のようですよ、これは。

 浴室内の構成は、スタンダードな東京スタイル。浴室手前側に洗い場のカラン、間仕切壁側に6つ、中央の島カランに両側5つづつ、祖と壁側にはカラン無し。奥の壁に一直線に浴槽。深と浅、深は強力ジェットのエステバス付き、浅は超音波気泡ジェット2連付き。底からネオンの色がおまけ付き。そしてその背後、富士山バックのその下に、溶岩の岩が組まれた壁だけ岩風呂仕様となっている。その岩の上からお湯が注がれるという、よくできた仕組み。いや、これは面白い。

 浴室の床のタイルなどは白基調のきれいなもので、洗い場周りのタイルも新しい感じ。外観からくるレトロな調子と明るい今風調子を上手く組み合わしているのがよくわかる。これはいいでしょう、はずせませんね。東京銭湯の理想形の1つかも。

 

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