みなと湯
      
【住所】 神奈川県横浜市金沢区六浦東3-1-23
【営業時間】 14:00〜22:00  
【定休日】 毎週木曜日
【入浴料】 大人¥470  中人¥200  小人¥100
【設備】 浅気泡風呂、超音波気泡風呂
【最寄り駅】 京浜急行線追浜駅から徒歩約7分
    

 
 京急線の追浜駅を出て、西側の横須賀街道を北へえっちらおっちら。通りは飲食店やら飲み屋やらが散発的に現れる、ちょっと味のある通り。600メートルほど行った先、「みなと旅館」「みなと湯」と書かれた看板。その矢印の方向、樹木が茂るその先に、おお、見事な千鳥破風屋根の銭湯が。オリジナルの暖簾に屋号。渋い、あまりに渋い外観だ。

 あれれ、その横側には「みなと旅館」の看板だ。建物横手に、もう1つ建物、それが旅館。ようするに旅館に併設する銭湯ということか。宿泊者は当然、大浴場として利用するのだろう。そして公衆浴場としても営業。建物前には池があり、大きな鯉がたくさん泳いでいますわ。とにかく暖簾をくぐり中へと入る。

 下足場から男女それぞれの入口。引き戸を開けると、中は繋がっていてすぐにフロントがある。しかしロビーは無し。フロントにて脱衣ロッカーの鍵を受け取る。フロント横から脱衣所へ。フロントの横側が脱衣所に向いて開いている。なんとも昔ながらの雰囲気プンプンのレトロ空間だ。

 天井は折り上げの格天井、照明の蛍光灯が縦に組まれてぶら下がる。床はフローリング。脱衣ロッカーは島ロッカーのみ。先ほど受け取った鍵の番号を使用。間仕切り壁には大きな鏡、その下には常連用の棚。そして長椅子がなぜかその壁側に向いて置かれている。外壁側はガラス戸で開けると外だった。コイン洗濯機が3台。マッサージ機に長椅子もう1つ。

 それでは浴室へと。うーむ、これまたレトロという言葉以外何者でもない懐古系空間。天井は高く2段式、一番上は白色、他は壁も含めて水色に塗られている。奥の壁、荒波の岩礁に鷲という、ちょっと他では見かけたことのないモザイクタイル絵。なかなか迫力もの。間仕切り壁には、湖と山々と洋館という西洋風景のモザイクタイル絵。銭湯アート2連チャンだ。

 洗い場のカランは、間仕切り壁側に6つ、外壁側4つ、間の島カラン両側5つづつというカラン数。立ちシャワー1つあり、そこにはポップ系の町と車のミニイラスト付き。浴槽は奥の壁側に並んで2つ。横長の浅、ブクブクの気泡湯と浴底にネオン色、その隣に超音波気泡風呂ジェット2連の座り風呂。きわめてシンプルな構成だ。

 それにしてもこの雰囲気、たまらんもんありますね。見事に太古の昔にタイムスリップができまする。知らずに旅館に泊ったら、びっくりしますね、これは。なかなか。
  

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