松の湯
 
【住所】 東京都墨田区東向島1−10−18
【営業時間】 15:00〜24:00 
定休日】 毎週水曜日
【入浴料】 大人¥450  中人¥180  小人¥80 
【設備】 深薬風呂、浅薬超音波気泡風呂
【最寄り駅】 東武伊勢崎線曳舟駅から徒歩約10分
 


 東武伊勢崎線の曳舟駅の西側、細い通りの続く界隈を北へ、水戸街道へ出たら西、東向島一の交差点の北側、鳩の街通りと書かれたアーチをくぐって真っ直ぐに進む。かつての花街だというこの通り、小さな商店がぽつぽつと営業、ずんずん進むとその先に、ありましたよ銭湯ですよ。かの名著、「ザ・東京銭湯」にも超レトロ銭湯と紹介されている銭湯だ。細い通りなのでわかりづらいが、あっさりとした正面玄関の上側には、大きな千鳥破風の屋根が見える。

 入ると下足場、そして自動ドアから中へと進む。フロント、ささやかながらロビー。飲料類の冷蔵庫あり。フロント横から脱衣所へ。おお、なるほど、これはレトロ銭湯だ。天井は折り上げの格天井、床はフローリング。わずかながら内庭、鉢植えなどが所狭しと並ぶ。外壁側に脱衣ロッカー、その前側に木のベンチ。浴室入口前には大きなアナログ体重計とコイン洗濯機が並ぶ。間仕切り壁側には洗面台と鏡、テーブルとイス。

 さてそれでは浴室へと。こちらがそう、「ザ・東京銭湯」で紹介されている銭湯アートのあれやこれや。奥の壁上、「立山あおぐ特等席・富山県」と、何度か見かけたことのある立山連峰のペンキ絵。そしてその下側、滝登りをする鯉のタイル絵。さらにさらに間仕切り壁に、複数の裸婦が海?川?湖?温泉?ロケーションは不明だが、水浴び?温泉なら入浴?かなんかをしているタイル絵。いやはや、2面の壁がビジュアルだらけ、なんとも華やかだ。

 浴室の造りは、伝統的東京スタイル。2段式の天井、色は水色。中央から手前にかけて洗い場のカラン、間仕切り壁側8つ、外壁側6つ、間の島カラン両側5つづつのカラン数。そして奥の壁側に、浴槽が一直線に配置。深と浅、それぞれが薬風呂仕様という贅沢さ。浅は横長、超音波気泡風呂ジェット2連付きだ。

 なにはともあれ、銭湯アートの数々は圧巻。眺めているだけで時間がどんどん過ぎていく。これは見ものですね、なるほど本で紹介されるだけのことはある。みなさまどうぞ、行きまっしょ。

 

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