松の湯
 
【住所】 東京都足立区本木2-26-9
【営業時間】 15:40〜23:00  
定休日】 毎週金曜日
【入浴料】 大人¥460  中人¥180  小人¥80
【設備】 超音波気泡風呂、浅、薬気泡風呂
【最寄り駅】 日暮里舎人ライナー高野駅から徒歩約14分
 


 日暮里舎人ライナーの高野駅から東。とは言いつつ、なんと説明をしたらいいのでしょう、細い通りをうえうねうね、静かな下町の住宅地の通りに看板を発見。温泉マークに「松の湯」。その看板が架かるところから引っ込むようにして、どどーんと立派な外観の銭湯が現れる。

 千鳥破風屋根2段重ね、その背後にはガンダムのビームサーベルか小学生の30センチ定規かというような、ニョキッと延びる煙突。木の扉に短い湯の暖簾。その周りには樹木が茂る。あかん、かっこよすぎ。この佇まいに、心躍らない銭湯者はいないだろう。その短い暖簾をくぐると下足場、その正面には宝船のミニタイル絵。左右には下足箱。引き戸を開けて男女それぞれの脱衣所へ。

 入るとまずは番台。位置はそれほど高くない。そして脱衣所を眺めると、ちょっと変わった形をしている。というのは、スチームサウナが脱衣所側にけっこうなスペースを取っていて、脱衣所全体がL字型のようになっている。そこにそうように脱衣ロッカーがL字型に配置。脱衣所横側にも脱衣ロッカー。その隣には飲料類の冷蔵庫、缶ビールもあるのがうれしいぞ。間仕切り壁側には大きな鏡、その下側は常連用ロッカー。脱衣用丸籠も積まれている。天井を見上げると、、これまた立派な折上げの格天井。そこから鎖で蛍光灯がぶら下がっている。そして床はきれいなフローリングだ。

 そしてトピック、脱衣所横手、外側ガラス戸の向こうに、広い庭が。樹木が茂り、そこには池。石灯籠などが置かれた本格派。これが浴室横までずーっと続いている。その庭前には縁側と、広めのくつろぎのスペース。こりゃいいですねぇ、湯上り後、このテラスで休憩とはこれいかに。本日は猛暑の夏の日、さすがに表に出ようとは思わなかったが。季節が良ければ最高だろう。

 そして浴室へと。ややや出ましたな、富士山のペンキ絵だ。西伊豆、早川、との署名付き。その富士山の下側、熱帯魚と海底のモザイクタイル絵。さらに間仕切り壁、アルプス山脈(と勝手に決めた)のタイル絵。なんと贅沢、銭湯アートの3連チャンだ。

 天井は2段式、中央は白色で縁は水色。洗い場のカラン、間仕切り壁側に5つ、外壁側6つ。間の島カラン両側4つづつのシャワー無しというカラン数。浴槽は奥壁側に一直線に配置。3槽になっていて、間仕切り壁側から、超音波気泡風呂ジェット2連の座り風呂で頭の位置には水枕、その隣に浅で給湯口が下からぶくぶく、さらに隣はブクブク気泡湯の薬風呂仕様、だ。

 全体的に昔ながらのレトロな雰囲気がぷーんぷん、外観からのインパクト同様、タイムスリップ感が味わえる銭湯だ。湯上り後は、もちろん缶ビールで乾杯。雰囲気にどっぷり浸かりながら、幸せにひたる。嗚呼、何とも貴重な時間じゃないですか。たまりませんね。

 

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