【住所】 | 京都府綾部市新宮町3 |
【営業時間】 | 16:00〜22:00 |
【定休日】 | 6、16、26日 |
【入浴料】 | 大人¥410 中人¥150 小人¥60 |
【設備】 | 深、浅 |
【最寄り駅】 | JR山陰本線綾部駅から徒歩17分 |
JR綾部駅の南側、駅前通を南へ下り、大本通りという商店街の通りを東へ。そののんびりとした通りには、民家や小さな商店に混じって、お高そうな料理店がちらほらと。そういった通りをしばらく東、本町2のあたりを南へ行って少々のところ。 いやまあいいですねぇ、この外観。木造の町屋風建物に千鳥破風屋根、吊り下げられた暖簾の上には、「男湯」「女湯」と手書きの木札が掲げられている。そしてその両側からは、松の木がニョキニョキニョキっと出ているではありませんか。胸がときめかずにおれませんがな。 引き戸を開けて中へ。土間に下足箱、そしていきなり番台、脱衣所。この黄金パターンにうれしくなる。木製下駄箱に木製脱衣ロッカー。大きな漢数字の書かれた木製脱衣ロッカー、ほとんど鍵がついてなく、唯一ある鍵もゴムひもなどは付いていない。大きな脱衣用丸籠が置かれているので、常連さんたちはこちらを使うのか。 床はフローリングで天井は格天井。仕切り壁側の鏡は大きな一枚もの、その上には自然風景の写真が飾られている。中央にはベンチ、隅にはアナログ体重計。時間が戻ったかなのようなこの空間、しかしきれいに整えられていて、すごく気持ちがいい。レトロ系銭湯の目標の一つだ。 さてそれでは浴室へ。こちらはこじんまり、深と浅の浴槽が2つのシンプルな構成。深にはライオンの口からお湯がざざざーと注がれている。シンプルで小振りながら、小さいカラフルタイルで彩られた浴槽は素敵。天井は低めで、青く塗られているが、きちんと仕事がされているという感じ。洗い場、シャワーの出もよく、快適に利用ができる。 昔ながら系のレトロ銭湯ではあるが、きれいに清掃整えられているところがとても印象に残った。この空間に気持ちよく過ごすことができる、なにより入浴客冥利につきるんじゃあないでしょうか。気に入りました、かなり。遠くまで来たかいがありました。 |