丸正浴場
 
【住所】 東京都世田谷区喜多見4−36−16
【営業時間】 15:30〜24:00 
定休日】 毎週水曜日 第3火、水曜日は連休
【入浴料】 大人¥460  中人¥180  小人¥80 
【設備】 超音波気泡風呂、浅気泡風呂、水風呂
【最寄り駅】 小田急小田原線喜多見駅から徒歩約8分 
 


 小田急小田原線、喜多見駅。駅南口を出て西側の南へ続く細い通りを延々下る。途中、世田谷通りを横切って、さらに南へ道なりに。東京23区にいることを忘れてしまうようなローカールな通り、歩いてても、なんか落ち着いていいわ。そうこうしていると、民家の間から煙突がニョキッと見えた。そして通りに銭湯一軒。前面は改装されているが、植えられた松の木がなんとも旅愁を誘う。シンプルな「ゆ」の暖簾、くぐって中へ。

 下足場、広めのスペース。L字型に下足箱。そして自動ドア。入るとフロント、ロビー。このロビーがこれがまた広々としており、くつろぎスペースが2つあり。1つはフロント前、ソファとテーブル。そしてフロント横、こちらにもソファが並べられ、奥にテレビ。床にはきれいな赤い絨毯が敷かれている。飲料類の冷蔵庫あり、缶ビールもあり。こりゃ、湯上り後の時間の過ごし方は決定だ。

 フロント横から脱衣所へ。きれいに整えられた空間。天井は高く、淡い花柄の壁紙。床はフローリング。入口横手に脱衣ロッカー、脱衣所側にはみ出したサウナの横壁側にも脱衣ロッカー。外壁側は軽く内庭、縁側があり岩が並べられている。その手前には低い位置のテーブルと椅子。室内には長椅子が2つ。大きなマッサージ機も。浴室入口前には、観葉植物、デジタル体重計。なんとウォーターサーバーのサービスあり。紙コップもサービスだ。入浴前に、美味い水をグビグビグビ。

 浴室へと入る。おお、なんというか、個性あふれる素敵な空間、というか。天井は高く2段式、水色に塗られた伝統スタイル。そして奥壁、一面に魚や亀やサンゴなどの海底模様。クラッシュモザイクタイル、カラフルな銭湯アートだ。しかもその下側、海底デザインをバックに手前側に岩が並べられているという不思議さ。その岩の間からお湯がザーザーザー。洗い場のカランは間仕切り壁側と島カラン2列両側にそれぞれ5つづつ、外壁側は6つというカラン数。間仕切り壁側には立ちシャワー横シャワーのあるボディシャワーだ。

 浴槽は奥壁側に一直線に配置。そしてこれがまた、個性的。まずは超音波気泡風呂ジェット2連の座り風呂、頭の位置には水枕。その隣は横長の浅。浅内、気泡湯付きだが、これがボコボコボコーという迫力系。ゴジラが出てくるのか海底軍艦艦轟天号か。とにかくすごいボコボコ度だ。さらに隣、こちらは水風呂。しかしこの水風呂が、地下95メートルから湧き出す地下水とのこと、しかもこれ黒湯かな、という。つるぬるっとした浴感で、まさに黒湯だ。そして入口横手には、別料金のサウナ。

 と、思いもしないような黒湯(水)との出会いもあり、なんとも満足、うれしい気分。後はゆったりとしたロビーでビールだな。たまりませんな。個性派銭湯、ここにあり。

 

 銭湯TOP     東京都世田谷区
























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