万才湯
 
【住所】 東京都港区芝5−23−16
【営業時間】 15:30〜24:00 
定休日】 毎週土曜日
【入浴料】 大人¥450  中人¥180  小人¥80 
【設備】 深、浅超音波気泡風呂、薬風呂
【最寄り駅】 都営三田線三田駅から徒歩約3分
 


 都営三田線の三田駅、もしくは100メートルほど南の山手線その田町駅。その北側に慶応仲通りの商店街、その周辺に飲み屋街が広がり、大阪で言ったら十三のような界隈だ。その真ん中に銭湯が一軒、それが万才湯。レトロポップなニュアンスの「ゆ」の看板、飲み屋の看板に混ざって通りに架かる。その看板のかかるビル、東京では珍しい丈の長めの暖簾、その向こう側に横向きに正面玄関。

 そこでもう1つ暖簾をくぐって中へ。下足場、そしてその奥にフロント。横手にロビー、飲料類の冷蔵庫が置かれている。フロント横から脱衣所へ。こじんまりとしたスペース、木の造りを強調するようなレトロチックな脱衣ロッカー、その前面に木のベンチ。旧型のマッサージ機やアナログ体重計も。

 浴室へと入る。おっと、これはけっこうオリジナリティのある独特な空間だ。まず天井、ゆるやかにカーブを描く半ドーム状、色が濃いめの朱色という変わり種。そして外壁側の窓、窓の前に木で垣根のように板を組んでいる。憎いぜアンチクショウ的なデザインだ。そしてそして銭湯アート、浴室入口上にレインボーブリッジが描かれたペンキ絵だ。最初、夜景の写真?かと思ったが、これはペンキ絵だろう。変わった一品だ。

 洗い場のカラン、外壁側に5つ、間仕切り壁側に4つ。立ちシャワーあり。浴槽は奥の壁側に。深と浅、浅内は超音波気泡ジェットが2連。浅の手前側には入浴剤入りの薬風呂。そしてそのお湯、特に深、これが熱いのなんのって!最近は少々熱湯にも慣れてきたかなと思っていたのだが、これは無理だわ。他に誰も入っていないし。浅は、深よりまだましだが、それでも熱い。薬風呂は適温、これは入りやすいな、気持ちいい。他のお客さんもここしか入っていないぞ、と。

 レトロ的空間をさりげなく演出、そういう工夫が感じられるところ、ところどころ。とにかく独特な雰囲気を持った銭湯だ。田町の飲み屋街のど真ん中、飲んでからお風呂はダメだから、飲む前にひとっ風呂か。それもまた上々。

 

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