萬歳湯

【住所】 大阪市大正区平尾3−12−10
【営業時間】 15:00〜23:00 
定休日】 毎週土曜日
【入浴料】 大人¥360  中人¥130  小人¥60  洗髪¥10  サウナ¥100
【設備】 深、浅、気泡風呂、電気風呂、水風呂、サウナ
【最寄り駅】 大阪環状線大正駅からバス



 おーっとー!またまたなんとも味のある銭湯に遭遇。大正区は平尾、大正通の平尾交差点を東南へ入った住宅地。そのレトロモダンな外観もインパクトがあるが、全体の雰囲気が昭和の時代を漂わすごとき佇まいで、味わい深い。暖簾をくぐると、下足場正面に福助さんがお出迎えだ。
  
 脱衣場へ入ると、そのこじんまりとした昔ながらの雰囲気にどこか懐かしい気分。格子状に組まれた天井、ところどころに白い壁、男女間仕切り壁の上には立派な神棚とお祭りの提灯。浴室との間には、スペースを区切った「体ふき場」。なんともいい感じで、雰囲気にどっぷりはまる。
 
 さて、次は浴室。この浴室はすごい!なんと言ってもまず目を引くのが、あちらこちらの壁に散りばめられたタイル絵の数々!各壁にそれぞれタイル絵が描かれているという、ちょっとなかなかお目にかかれないような光景。
 まず、男女間仕切壁側には、ちょっと小さめのタイル絵が4つ。浦島太郎、桃太郎、鯉の滝登り、金太郎、という昔話シリーズ4連ちゃん(鯉は違うか)。そして、浴室の奥半分との間の壁に、海と磯と帆掛け舟。間仕切壁と反対側の壁には、フグ・ヒラメ・タイ・サバが泳ぐ海の模様という、ちょいと珍しい絵柄。さらにその隣、縦12枚×横16枚(たぶん)の、富士山だぁ〜!
 とまぁ、このことだけで話が終わってしまうような、タイル絵のオンパレードで、まさに圧巻!

 浴室の浴槽はというと、浴室中央に深と浅の主浴槽。そして、浴室の奥半分に、気泡風呂と電気風呂の大きめの浴槽が並ぶ。浴室入り口すぐのところには水風呂、そしてサウナという構成。

 浴室の床、ところどころに石畳。また、洗い場の椅子として、それぞれ1つづつ、石のブロックが固定されている。これもちょっと珍しい。

 なにはともあれ、唯一無二の「タイル絵ミュージアム」。芸術系銭湯?まったくもって素晴らしい。好きなみなさん、絶対どうぞ!

 

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