草津湯
 
【住所】 東京都葛飾区小菅1−17−3
【営業時間】 16:00〜21:30 
定休日】 毎週月曜日
【入浴料】 大人¥450  中人¥180  小人¥80  
【設備】 深気泡風呂、浅気泡風呂
【最寄り駅】 東武伊勢崎線小菅駅から徒歩約6分 
 


 東武伊勢崎線の小菅駅から南東、駅前からどーんと広がる東京拘置所の敷地南側小学校挟んでさらに南側。細い通りが続く、懐かしい思いに駆られるような下町の住宅地。その通りに、威風堂々、大きなレトロ外観な銭湯。千鳥破風に唐破風の2段重ねの屋根、懸魚もしっかりと。玄関口の両側は白壁、そこから松の木が出ている。いやご立派、ため息がでる。

 玄関口には暖簾はなく、入ると下足場。正面に海と島と帆掛け船の小さなタイル絵。中への扉は木造りで、奥側に押して入る。当然のように番台、そしてこれまたレトロ感満載の脱衣所。折り上げの格天井にきれいなフローリング。外壁側に脱衣ロッカー、中央に島ロッカー。番台横手が外側に引っ込んだようなスペースになっていて、長イスやぶら下がり健康器が置かれている。その外側ガラス戸の向こう側には内庭。全体的に広々としており、気持ちのいい空間だ。

 そして浴室へ。こちらもまたレトロ雰囲気、あれこれ見どころのある空間。レイアウト的には、手前側洗い場のカラン、奥壁側浴槽という鉄板スタイル。天井は高く2段式、しかしよくある色合いではなく、なんて表現したらいいんでしょう、とにかく白色だ。カラン数は、両壁側5つづつ、間の島カラン両側4つづつ。島カランはシャワー無し。奥壁側浴槽は2槽、深と浅。両方とも超音波気泡風呂ジェット2連付き。深は座り風呂仕様、ジェットの方向は浅との境目から横側から噴出している。浅にはステンレスの水枕付き。

 そして見どころ、なんといっても銭湯アート。まずは奥の壁にどかーんとペンキ絵だ。絵柄は石川県兼六園で、23.6.6.ナカジマとの署名付き。ちょびっと見える女湯側(絵がですよ)は、富士山のようだ。そして間仕切り壁、こちらにはモザイクタイル絵。アルプスや洋館の西洋風風景画。さらにこれが極め付け、外壁側のガラス戸の向こう側、子供たちが書いたと思われる「小菅の民話こすげどん」とタイトルが付けられたペンキ絵が。これいいね、これすごい。どうしたんでしょ、ここで書いたのかどうかはよくわからないが、これいいですわ。唯一無二の銭湯アートだ。

 いやぁしかし、レトロ感抜群、そして驚きポイントもあり、なんとも言えない雰囲気を持った銭湯だ。驚きポイント、ビジュアル3連チャンは素晴らしいとしかいいようがない。これは行くべきでしょう、行った方がいい。行きましょう、ね。
 

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