クラブ湯
 
【住所】 埼玉県秩父市東町12−16
【営業時間】 14:30〜21:00
定休日】 毎週月曜日
【入浴料】 大人¥370  中人¥180  小人¥80  
【設備】 薬深、薬浅
【最寄り駅】 秩父鉄道御花畑駅から徒歩約4分
 


 さて、埼玉県は秩父市、現在は2軒の銭湯が営業中。「たから湯」と「クラブ湯」。もちろんせっかく来たのだから、どっちも入って帰りますよ。てなわけで、クラブ湯だ。秩父鉄道の御花畑駅(なんちゅう駅名ですか)から北西、のんびりとした古い町並みに古い銭湯。一見すると、それほどレトロさを感じない2階建て民家に看板。中央の入口が、奥に引っ込むハの字型で、上側に扇状の板に書かれた「男湯」「女湯」。当然ながら僕は男湯の引き戸を開ける。

 中へ入ると、タタキがあり、下足場、番台、目の前はすぐ脱衣所という一体型。下足場の板の間のスペースがけっこうあるのが、ちょい珍しいか。天井は低めでフラットな板張り。床は樹脂カーペットが敷かれている。間仕切り壁側、ミニな飲料類の冷蔵庫、本棚にマンガ本、レアなエアコンの上に球根の水槽、洗面台。中央には、衝立が置かれ、その前にテーブルとひじ付きの長椅子。そして脱衣ロッカーは無く、脱衣用の丸籠を使用する。

 そして浴室へ。あっさりと、シンプルな空間。天井は半ドーム状、中央の奥壁側に湯気抜き。奥壁には銭湯アート、富士山のペンキ絵。しかも逆さ富士だ。「エバラ尚栄堂 H21.7」との署名入り。エバラ尚栄堂というのは、業者の名前なのか。洗い場のカランは両壁側に3つづつ、島カラン両側に2つづつのカラン数。シャワーは間仕切り壁側のみで、ホース付きが2つ。浴槽は奥壁側に深と浅、その両方ともが、なんと薬湯だ。間の給湯口からお湯がザーザーザーと落下。

 レトロトーロトロな昔ながらの銭湯、時間の経過など知ったこっちゃない。とにかく、ここにはお湯がある、それだけですべてはオーライ。電車に乗って訪れる価値はある。
 

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