久米川湯
      
【住所】 東京都東村山市本町4−19−11
【営業時間】 15:30〜24:00  
【定休日】 毎週水曜日
【入浴料】 大人¥460  中人¥180  小人¥80  
【設備】 深、超音波気泡風呂、浅、水風呂
【最寄り駅】 西武新宿線久米川駅から徒歩約8分
    

 
 東村山市の2軒の銭湯、西武新宿線の久米川駅を挟んで南北に立地。んならば、2軒ハシゴで行っちゃいましょう企画。東村山音頭を口ずさみながら、久米川駅を北へ行った都営住宅の一画。冬の風が強く寒い日、冬の枯れた風景が続く界隈、オアシスのごとく銭湯。両側に店舗が並ぶ細い路地の奥に、千鳥破風屋根の伝統的銭湯が。その背後にはビームサーベルのごとく煙突がのびる。路地奥の銭湯、うん、このロケーションには魅かれる。

 短い丈の暖簾をくぐると下足場。そこから中へ入ると、フロント、そしてささやかなロビー。丸椅子が置かれ、飲料類の冷蔵庫あり。そして脱衣所。こちらは、落ち着いた雰囲気の昔ながらレトロ空間。天井を見上げると、板張りなのだが、端は折り上げという、かつてが偲ばれる造り。脱衣ロッカーは、脱衣所入口横手に壁への埋め込み型、そして中央に島ロッカー。島ロッカーの両側には、長椅子と木のベンチ。間仕切り壁側には常連用ロッカーと大きな鏡。外壁側はガラス戸で、その向こう側には内庭があるが、整えられてはいない。マッサージ機は新旧1台づつ。アナログ体重計。間仕切り壁上奥にはテレビ。

 そして浴室。お、出ましたよ、奥壁一面に富士の山だ。本栖湖との注釈付き。そして間仕切り壁には、山々と湖、洋館にヨットというモザイクタイル絵。銭湯アートの2重攻撃だ。天井は高く2段式、縁は水色、真ん中白色、経年劣化。洗い場のカランは、間仕切壁側と島カラン1列目両側7つづつ、外壁に近い島カラン2列目片側のみ5つというカラン数。間仕切壁側カランの両端はシャワーがホース付きタイプ。島カラン1列目は、なぜか鏡が1つ多い。

 浴槽は奥壁にずらり。深と横長の浅、その間に挟まれて超音波気泡風呂ジェット2連のペタンと座り風呂。この超音波ジェット、かなり強力で、足の部分なんて足が30センチは軽く浮き上がるような勢いだ。そして外壁側、島カラン2列目に隠れるように、水風呂が。縦長の水風呂、段がついてちょっと高めの位置にある。そうそうそれと、黄色いケロリン桶に、ケロロ軍曹の桶が混ざってた。ひゃはは、こりゃいいや。

 さりげなくレトロ感が味わえ、しかし快適に利用できる銭湯。富士山も拝むことができるのも、これまた良し。そしてケロロ軍曹の桶に当たればラッキーということで。楽しいです。
  

 

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