熊野湯
 
【住所】 東京都板橋区志村1−32−20
【営業時間】 14:00〜23:30
定休日】 毎週水曜日
【入浴料】 大人¥460  中人¥180  小人¥80  
【設備】 超音波気泡風呂、気泡風呂、電気風呂、水風呂、サウナ
【最寄り駅】 都営三田線志村坂上駅から徒歩約6分
 


 都営三田線の志村坂上駅を出て中山道の志村坂上交差点。その西側、志村銀座の通りを西へずんずんずん。銀座を名乗る商店街、なんだかサンバの町でもあるらしく、なんと曲が流れている。ブラジル音楽、実はちょっとだけかじっているMichiken、心ウキウキ、足取り軽く。

 そして志村二丁目交差点、その対面に煙突が見える。まずは建物の横っ腹、昔ながらの造りがわかり期待が高まる。正面に回ると、前面は改装されているが、その後ろ側は縁が金色に塗られた千鳥破風屋根の堂々たる東京銭湯的外観。隣は大判焼き屋というのが、これまた楽し。玄関口は小さく、暖簾は架かっていない。こじんまりと洒落た自動ドア、入ると下足場。

 そこから中へ。正面にフロント、横手にロビーのある今風仕様。このロビーがなんというか、かなりの個性的。テーブルの両側にイスやソファが並んでいるのだが、なんかスナックとかラウンジ系飲み屋の雰囲気だ。これはけっこう面白い。飲料類の冷蔵庫、缶ビールもあり、湯上り後のお楽しみ。

 フロント横から脱衣所へ。天井は高く、フラットで白基調のきれいな壁紙。床はこれまたきれいなフローリング。外壁側に沿って脱衣ロッカー。縦長のスチールロッカーもあり、サウナ用かと思われる。格子状の木のベンチがその前に。丸椅子がいくつか。間仕切り壁前には洗面台、横手に観葉植物。浴室入口前にはエアコン、その前にどっしりとした大きめの白ベンチ。反対側には水槽があり、メダカ(たぶん)が泳いでいる。脱衣所入口横手にはマッサージ機が2台並ぶが、なんと無料との但書き、ゆずりあって使用しましょうとの但書きも。

 そして浴室へ。天井は高く2段式、白色に塗られ縁は水色という、昔ながらの銭湯様式。しかし奥壁の銭湯アート、これが素晴らしい。なんと宇宙のクラッシュタイル絵。土星、そして中央は地球か木星か?外壁側にかけて広がる雄大なサイエンス・フィクション。そして間仕切りや立ちシャワーには淡いヨットのイラストタイル。

 洗い場のカラン、間仕切り壁側6つ、外壁側4つ、島カラン両側4つづつのカラン数。両壁側、それぞれ1つづつシャワーが欠けている。浴槽は奥壁側から外壁側にかけてL字型に配置。間仕切り壁に近い側から、まず超音波気泡風呂、座り風呂が1つ。隣にブクブク気泡湯の浅、壁側には柵があり石が置かれた給湯口。ついでながら、日曜日はアヒル風呂らしく、スーパー銭湯で時折り見かけるような大小のアヒルが縁に並んで整列。その隣、さらに超音波気泡風呂、ペタンと座り込むタイプで、背中側と横側と足元と、強力なジェットがクロスロード。そして電気風呂。そこから外壁側に水風呂、ブクブク付き。さらに脱衣所にはみだす形で別料金のサウナがある。

 そして湯上り後、先ほどのラウンジ仕様のロビーで缶ビール。なんか不思議な気分。思えば、昔ながら空間の高い天井と宇宙空間、きれいな浴槽設備という、なんとも不思議なミクスチャーだ。いやはや、なんとも楽しいこの銭湯。思い出に残ります。
 

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