 |
ＪＲ根岸線の石川町駅。なーんの予備知識もなく来たのだが、有名な元町や中華街の最寄駅なのね。そういえば、何年か前に一度、仕事絡みで来たことありましたわ、思い出した。わかっていれば散策の時間を取っていたのだが、残念ながら本日は時間なし。ちゃんと事前に調べてから来れば良かった。 その本日はもちろん銭湯めぐり。石川町駅の南口を出て川沿いを西、亀の橋のところを川沿いの１本南側の道へ入り少々。のどかな通りに建つマンション１階に看板。「小山湯」さん。看板の指し示すところ、少し階段を降りていくと下足場がある。その向かい側も外へ通じていて、両側から入ることができるようだ。下足場からは男女に分かれた入口。マンション１階のビル型銭湯では珍しい造りだ。 その引き戸を開けると、番台があり脱衣所という典型的銭湯スタイル。ちょいとこれまたマンション１階ビル型銭湯では珍しかろう。その脱衣所、天井はビル型銭湯の宿命で低め。床はフローリングの上に樹脂製カーペット。番台横手と間仕切り壁側に脱衣ロッカー、中央に島ロッカー。特筆すべきは飲料類。間仕切り壁側に冷蔵庫、番台横手には自販機、浴室前には牛乳の自販機、その隣にはハワイの水５０円という４段構え。冷蔵庫には缶ビール、しかもビールに発泡酒に第３にノンアルに酎ハイに・・・と品揃えが超豊富。この気合いの入れ具合には感服。外壁側には、テーブル型の空気清浄器を囲んでイス。他にはジャンピューターにマッサージ機、壁にはポスターやペナント類多数、たいへん賑やかだ。 さて、それでは浴室へと。こちらもやはり天井は低め。洗い場のカランは、間仕切り壁側７つ、島カランは２列で両側に５つづつというカラン数。外壁側には立シャワーが１つ。浴槽は奥壁に。深と浅の２槽構造。深はブクブク気泡湯付きの薬風呂、浴槽内の端側にゆったりとした腰掛け用の段が付いている。その隣の横長の浅、浅内には超音波気泡ジェット３連ペタンと座り込むタイプ付き。この浅、超変わっていて、浴槽の底に傾斜が付いており、深の隣が深めで、そこから少しづつ浅くなっているという不思議仕様。そしてこの浅、熱いのなんの、激熱。僕の訪問時、入っている方おられず。入浴客はけっこういらっしゃったのだが。足だけ付けたが、浸かることかなわず。わたしゃ、無理でした。深は適温でこちらは快適でした。 と、あれこれ特徴ありありで、なかなか個性的な銭湯だ。住宅地の中にぽこっと佇む不思議銭湯。中華街からはまったくの反対側だが、帰りにひとっ風呂ってのも楽しいかも。良ければどうぞ。 |
銭湯TOP 神奈川県