弘善湯
 
【住所】 東京都世田谷区下馬2-36-15
【営業時間】 15:30〜24:20 
定休日】 毎週土曜日
【入浴料】 大人¥460  中人¥180  小人¥80 
【設備】 深気泡風呂、浅超音波気泡風呂、スチームサウナ
【最寄り駅】 東急田園都市線三軒茶屋駅から徒歩約7分 
 


 東急田園都市線の三軒茶屋駅の南口を出て玉川通りの首都高速の高架下をちょっと東へ行き、商店街の通りを真っ直ぐ南下。400メートルほど行った先を東へ入ってすぐのところ。民家の間から煙突が見えるが、建物は左右から引っ込んだところにあり、外から正面全景を見ることができない。しかし辻から見えるその正面外観は、千鳥破風屋根が2段重ねの昔ながら銭湯ではありませんか。

 辻を入って正面へ。その玄関口には短い暖簾が架かる。暖簾をくぐると、「ありがとうございました」との自動音声。おいおい、それは帰るときのことでしょう、というのはご愛嬌。その下足場、正面に傘立て、その両側に下足箱が並ぶ。

 引き戸を開けて中へ入ると、番台、そして脱衣所。嗚呼、時間止まってますよ、てな具合の脱衣所。天井は高く、白壁に柱は濃茶色。そこから天井型扇風機がぶら下がっており、ぐるんぐるん回っている。けっこう風、来ますねぇ。間仕切り壁には大きな鏡、その下側には常連用ロッカー。番台正面壁上にはテレビ。外壁側に脱衣ロッカー、上下に常連ロッカーが一列づつ並ぶ。その間、脱衣所中央には島カランだ。番台横手側には飲料類の自販機、マッサージ機、ベンチと丸テーブル。そのバックはガラス戸で、外側には庭。残念ながら池の痕跡があるが水は張られていない。浴室前にはアナログ体重計とコイン洗濯機が2台。

 そして浴室へ。こちらもまた時間止まってますよ、という空間。天井は2段式、水色に塗られている伝統スタイル、経年劣化が進む。正面奥壁に、富士山のペンキ絵。出ました、これまた伝統的な東京銭湯。間仕切り壁にも銭湯アート、そちらには海と島と灯台とカモメとヨットのモザイクタイル絵。洗い場のカランは、間仕切り壁側に7つ、外壁側4つ、間の島カラン両側6つづつのカラン数。

 浴槽は奥の壁側、シンプルに2つ、深と浅。深はブクブク気泡湯付き。浅は横長、ペタンと座り込むタイプの超音波気泡風呂ジェットが1つ。そこには赤い赤外線ランプがいくつか。浴室入口横手外壁側にはスチームサウナ。外壁側カランの裏側には、立ちシャワーがなんと4つも。そこには赤黄紫のブロック模様がカラフルに。

 てなわけで、時間止まってますよ、という番台式の昔ながらの銭湯。いやあ、いいですねぇやはりこういう銭湯が。湯上り後の飲料は自販機というのは、ちょっとあれですが、それもまた話題の1つ。三軒茶屋という若者が多い街に、ちょっとレトロな銭湯が。それがまたナイスだわな。

 

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