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ＪＲの鴻池新田駅、高架になったホームの下を南北に走る通りを北へ、寝屋川にかかる橋を渡り、ちょっと行ったところの辻を西へ入る。うにゃにゃっとした住宅地の細い通りを少し行くと、辿り着くのが「鴻池温泉」。通りに何気にさり気なく。通りに対して、ちょい斜めに向いた入り口、入ると下足場正面に額入りの「千客万来」。 番台から脱衣場へ。あれこれ飾り付けの賑やかな脱衣場。番台対面、間仕切壁の上にテレビ、そのテレビのさらに上には神棚が。脱衣ロッカーの上などには、ＳＬや風景のジグソーパズルや赤富士の絵などが額入りで飾られている。脱衣場中央には長椅子や机、そのすぐ隣にアナログの体重計が置かれているのが珍しい。 浴室、あれこれ各種浴槽がずらり、そのレイアウトがちょっと変わっていて新鮮。 まず浴室中央に、深と浅の主浴槽。その深内の四隅の一角、ぶっくぶっくとした気泡湯が。なんか下から出てくるんかいなぁ、というくらいの勢いで。そして奥の壁側には、漢方湯の薬風呂、電気風呂、けっこう強力なジェットが味わえる超音波気泡風呂が２連などなど。 浴室入り口すぐのところには、スチームサウナ。そのすぐ隣に、またもや薬風呂。本当だったら水風呂？というようなシチュエーション。でも、これはこれで気持ちが良い。 そして言わずにおれない銭湯アート。男女間仕切壁に、縦１３枚×横２３枚のタイル絵。アルプス、麓の家、湖畔、白鳥・・・どことはなしに旅愁を感じずにおられないような。正面奥には、金魚をあしらったタイル絵、同じ絵柄が２つ×２枚。さらにその金魚の上、海とヨット、そしてカモメを描いたスケッチ風デザインのタイル絵。 なんともはや、タイル絵３つのアート志向。タイル絵ファンの私としては見過ごせません。プラスαで楽しめますね。笑点だったら、まずは座布団かな。天晴れ！って。 |