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山梨県は甲府市。市内には１０軒ほどの銭湯、しかも温泉銭湯があるという。それではいっちょ全部回っちゃろかい、と１０軒+αの丹入湯を目標に、飛び乗りましたＪＲ中央線。甲府駅の駅前でレンタサイクルを借り（終日５００円、安い！）、いざ出陣と参りましょう。 てなわけで、まずはひたすら南を目指す。ＪＲ身延線の南甲府駅が最寄駅の湯王温泉へ。こちらは宿泊施設のようだが、その大浴場、日帰り入浴とは少々趣きの違う銭湯仕様。フロントのすぐ向かい側、なんと下足箱があるのが全くの銭湯で、なんか不思議。脱衣所はこじんまり、中央に大きな腰掛台、浴室入口前にアナログ体重計。鍵付き脱衣ロッカーもあるのでご安心。 浴室は、奥に向かって広い空間が広がる。入口すぐには、無造作に積まれたケロリン桶とイス。そして広い浴槽あれこれ、ゆったり広い。中央に浴槽が縦に３つ。手前側は少々熱め、奥側は適温でブクブクの気泡湯付き。さらに奥には横長の浅で、源泉との表示。ライオンの口からお湯がザーザーザー、湯温はちょいぬるめ。そして浴室奥、こちらには浅というか超浅で、傾斜のついた寝湯仕様が５つ付き。このスペースは天井がガラス窓で、日差しがサンサン（昼間）。サウナのようなスペースもあるが、今は物置と化している。 さて、そのお湯。茶褐色で湯の華の舞う素敵なお湯。若干の硫黄臭とさび味。きりっとした浴感で、湯上り後は肌がすべっとして、ぽかぽか感が持続。 いやあ、１軒目から、なかなかいいお湯に浸かることができました。さてさて、それで は次行きましょう。 |