寿湯
      
【住所】 東京都目黒区上目黒五丁目27-18
【営業時間】 15:00〜24:00 
【定休日】 毎週木曜日
【入浴料】 大人 ¥450  中人 ¥180  小人 ¥80   
【設備】 深、超音波気泡風呂
【最寄り駅】 東急東横線祐天寺駅から徒歩10分   
    

 
 憧れの東京銭湯。やってきましたよ、新幹線乗って。今回は、名著「ザ・東京銭湯」でチェックした目黒区の寿湯へ。東急東横線の祐天寺駅から北西、坂道が上がったり下がったりする住宅地をぶらぶらと。そこそこ交通量のある五差路に面して、ガソリンスタンドの向い側、ありました寿湯。

 通りに不似合いの立派な外観。破風屋根2段重ね、屋根瓦の下は黄色く塗られている。破風下には龍の彫刻。暖簾をくぐると下足場、正面には傘立てがどどーん。中へ入る扉は自動ドアで、入るとフロント。番台の向きを逆にしたようなアイデア系。その横手から脱衣所へ入る。

 脱衣所は、いい雰囲気がたっぷり。天井は高く、折上の天井。フローリングの床は、ニスで磨きぬかれてピカピカしている。据付式の腰掛台も同様にピッカピカ。なんとも気持ちがいい。壁側脱衣ロッカーと島ロッカー。マッサージ機、アナログ体重計、コイン洗濯機×2台。浴室入り口のガラス一面は、裸婦に魚や海草などの海底模様のすりガラス仕様になっている。

 そして浴室へ。おおっ、出ました正面壁一面、富士山のペンキ絵!これです、これが見たかったのですよ東京来たんだから。間仕切壁中央に富士山、麓の川、隅にはなぜか白い犬が。サインは早川絵師。いいですねぇ、迫力もんです。

 浴室の構造は、奥に浴槽、手前に両側洗い場、間に島カラン。天井は高く平らになった吹き抜け、周辺は青く縁取りされている。この上に向けてスコーンとした開放感もまた東京銭湯の持ち味か。奥壁一列に並んだ浴槽は3つ。向かって左側から、超音波気泡ジェット2連の座り湯、真ん中は寝湯、一番右側にぬる湯と書かれた深。

 そしてそのぬる湯の横壁を見てびっくり。水槽が埋め込まれていて、なんとまぁ大きな鯉が5匹ゆーらゆら。あまりに大きくて少々窮屈そうにも思えるが、これはインパクトありますわ。独特の開放感と富士山壁絵、そして巨大鯉5匹と、いやはや参りました。新幹線乗ったかいがあったというもんです。


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