【住所】 | 広島県尾道市因島土生町1942-1 |
【営業時間】 | 15:00〜21:30 |
【定休日】 | 毎週日曜日 |
【入浴料】 | 大人¥400 中人¥150 小人¥70 |
【設備】 | 深薬 |
【最寄り駅】 |
ぶーらぶらぶら因島。土生港から見える景色は青い海と瀬戸内の島々。海が好き!なこの私、あー釣りしたい、と思うことしきり。しかし今回の目的は(いつもですけど)、やはり銭湯。この因島では現在2軒が営業中で、その2軒ともこの土生港近辺にある。バス通りの西側奥、商店街の通りの北側に佇むのが寿湯。 通りに面してマキが積まれ、その隣に門。門からは松の木が出ており、その向こう側に木造家屋、暖簾が見える。暖簾の上には表札に屋号。ビジュアル的にすごくいい感じ、やはり心が逸る。隣の民家の前には軽トラ、ドアのところに屋号が書かれている。 暖簾をくぐると、下足場があり、すぐに番台、目の前は脱衣所という一体型タイプ。番台に人がおらず、仕方がないので勝手に入らせていただくことに。番台の向かい側に神棚。板張りの床にソファや長椅子、椅子がいくつか。脱衣ロッカーは木製。そこはかとないレトロ感が漂う脱衣所だ。 それでは浴室へと入る。こちらもやはりレトロ感が漂うシンプルな空間。床には細かいタイルがびっしり、傾斜がバリバリ。間仕切壁側から中央に大きめの浴槽がどーん、なんと薬湯だ。しかしなぜかお湯が少なめ、これって因島銭湯のスタイル?そしてその浴槽と間仕切壁の間に洗面器が置かれているというのが珍しい。カランの洗い場は反対壁側と奥にずらり、シャワーは無い。それと間仕切り壁にプチ銭湯アート。縦3枚×横4枚の西洋洋館のタイル絵。ちょっとしたアクセント。 さて、そうこうしているうちに女将さんが脱衣所に入られて来られた。勝手に入っていてすみません、湯上り後すぐに入浴料金を支払う。いいよいいよ、と大らかなお言葉。しばし女将さんとの会話を楽しむ。よく暖まった身体とともに、心の中にも暖かいものが。瀬戸内の島での人情溢れる港町の銭湯、いい思い出ができました。 |