小杉湯
      
【住所】 東京都杉並区高円寺北3−32−2
【営業時間】 15:30〜翌1:45  
【定休日】 毎週木曜日
【入浴料】 大人¥450  中人¥180  小人¥80 
【設備】 気泡風呂、ジェットエステバス、ミルク風呂、水風呂
【最寄り駅】 JR中央線高円寺駅から徒歩6分   
    

 
 お久しぶりですよ、東京。今回、杉並区はJR中央線のいくつかの駅を行ったり来たり。まずは高円寺にて下車。高円寺というと、東京音痴の僕が真っ先に頭に浮かんだのは、高円寺百景という音楽ユニット。かの奇才超絶ドラマー、吉田達也氏の数多いプロジェクトの1つ。わたしゃ、吉田氏大好きなんですよ。とりあえず3枚持っているアルバムの、最初から行きましょかということで、1stアルバムを耳元に流しながら出発だ。

 駅前の商店街を北へ。賑やかな活気のある商店街で、純情商店街という名称が素敵。突き当たりを西、同じく並行する商店街の通りをまた北へ少し、1つ目通りを西へと入る。そうして少し行くと右手に、「ミルク風呂・小杉湯」という看板が目に入る。その手前の筋、北側に入ると、その目指す「小杉湯」が。

 手前に入り口部分が張り出していて最初はわからなかったが、唐破風の立派な屋根、その下には縣魚。この形を残しつつ改装をされており、横手に入り口、入ると下足場、そしてフロント、ロビー。ロビーは、「銭湯ギャラリー」と題されて、小杉湯にまつわる絵画やイラストなどを、それこそ「ギャラリー」といように、ロビーの三方の壁にぐるっと掲示。そしてその下側は、ぐるっと棚になっていて、マンガ本などが置かれている。きれいなフローリングの床、ほんと気持ちいい。そして脱衣所へ。こちらは、こじんまりとしたスペースに脱衣ロッカーが立ち並ぶ、東京スタイルの脱衣所。縦長の大きめ脱衣ロッカーがあるのがうれしい。

 それではいざ浴室へと。こちらもきれいに改装されていて、すがすがしい空間だ。天井は高く、中央に湯気抜き、周りは白く塗られている。奥と壁側にずらりと各種浴槽。中央に島カランが2列、その両側にそれぞれカランが並ぶ。そして何より見どころは、奥の壁に描かれた富士山のペンキ絵。いやー、これですこれですよ、とにかく東京に来たときゃ1つぐらいは風呂屋の富士山拝まないと。うれしいねぇ、今年も無事に過ごせそうですわ。

 各種浴槽。奥の壁側、向かって左手から(男湯の場合)、ボタンを押すと強力ジェットのエステバスのタイプ違いが2つ、ブクブクの気泡風呂、細かいミクロの泡でミルキーなお湯を作り出しているミルク風呂、そして水風呂。サウナは無いが水風呂があるのはうれしい。なにやら、この水風呂は名物だそうで、「自然回帰水」の水風呂だそう。もっとも水風呂だけではなく、どの浴槽も、カランの水も、すべてこの「自然回帰水」だそう。よくはわからないが、あれこれ工夫たくさん、見どころ入りどころたくさん。全体の造りも、レトロな面影で新しい今風銭湯の設備と、新旧併せ持った魅力のある銭湯。好印象です。


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