小町湯

【住所】 滋賀県大津市逢坂2−1−17
【営業時間】 15:30〜22:00 
定休日】 毎週月曜日
【入浴料】 大人¥400  中人¥140  小人¥80
【設備】 深×2、超音波気泡風呂
【最寄り駅】 JR東海道本線大津駅から徒歩5分



 JRの大津駅の北口、駅前のロータリーを西へ、突き当たりが旧東海道。南へ下ると逢坂山、北へ上がると大津港という素敵な通り沿い、さりげなくかかる2枚の暖簾。小野小町が由来だという屋号、「小町湯」。

 旧家の外観に銅版で覆われた唐破風屋根、そのちょうど上側に「ゆ」の看板。堂々たる佇まいに胸が高鳴る。男湯暖簾をくぐり扉を開けると、床タイルが貼られた広めのタタキと下足箱、そして番台、目の前には脱衣場。

 これがこれが、この脱衣場がすごく広く感じられる。真ん中の空間に何も置かれてなくて、すこーんと広々。ベンチとイス型マッサージ機は間仕切り壁側、アナログ体重計や隅っこに。間仕切壁の上には各種ポスター類がぺたぺた。天井は高く、見事な格子状。そして透かし彫りの欄干、古い福助人形など、目を吸い付けられるところ、あれこれ。また脱衣ロッカーの上には、1〜16までの数字が振られた柳行李がずらりと並んでいた。

 そして浴室へ。おっとっと、正面奥の壁一面に、男女にまたがる富士山のモザイクタイル絵が。これはすごい、大きいねぇ。ちょうど間仕切壁中央に富士山、裾野に森や民家。さらに間仕切壁には向かい合う2匹のエンゼルフィッシュの、これも少し大きめのモザイクタイル絵だ。

 浴槽は浴室中央に主浴槽、浴室入り口横手に浅い超音波気泡風呂。中央の主浴槽、浴槽2つでワンユニットとなっているが、どちらもほぼ同じ大きさの深。これはちょっと珍しいのではないか。壁には「設定温度43℃」との表示。入り口横手の浴槽には、超音波ジェットが1つと、浅く座れる台座のようなものが付いたところと、こちらも2つ。それぞれ1人入れば満員仕様。

 さて、この銭湯を出て旧街道を国道1号線の方へ行くと、かつて「逢坂の関」と言われたところがあり、石碑が立っているそう。そちらまで行ってみようかと思ったが、けっこう距離がありそうで断念。とりあえずすぐ近くの「蝉丸関神社」をお参りさせていただきました。帰って百人一首出そうと、超久々に。

 

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