九重湯

【住所】 京都府京都市南区東九条南山王町28
【営業時間】 16:00〜23:00 
定休日】 毎週日曜日
【入浴料】 大人¥410  中人¥150  小人¥60
【設備】 深、浅、超音波気泡風呂、人間洗濯機
【最寄り駅】 JR京都線京都駅から徒歩5分



 JRの京都駅の八条口から竹田街道を南、2つ目信号を東へ入った通り。下町風情が漂う通りに、「お風呂屋さん」の看板が見える。通りに対しては建物の横側が面していて、正面玄関はちょっと引っ込んでいるような感じ。横側は改装されているようだが、正面部分は古い町屋造りで歴史が感じられる。その横手には、井戸水用の大きな濾過機。隣にはなぜか男性用トイレ。

 暖簾をくぐると、土間があって、いきなり番台という京都銭湯の伝統的様式。開けっ放しの玄関が、すーすーと開放感。中へ入ると、気さくなご主人が脱衣籠を手にとってくださった。こじんまりとした脱衣所、大きめの扇風機がいくつか据えられていて、夏場はたいへん心地良い。間仕切壁側にベンチやアナログ体重計、反対側に脱衣ロッカー、マッサージ器、冷蔵庫など銭湯アイテムあれこれ。

 さてそれでは浴室へと。こちらもこじんまりとした空間で、こじんまりとした浴槽が間仕切壁側に。反対側にはカランが並ぶ洗い場。シャワーの出が良く、快適に利用できる。浴槽は深、浅と、その間に超音波気泡風呂ジェットが2連。深のところには、座った裸婦の給湯オブジェ。浅には、長細い箱のようなところからお湯がざぶざぶ溢れるという給湯口。

 そしてここの売りもの、脱衣所側にはみ出すように設置された人間洗濯機。すごい勢いでグルグルグルグルお湯が渦巻きのように噴出している浴槽で、なかなか面白い。小さな子供なら、本当に洗濯機状態?てな具合。

 帰り際、表で写真を一枚・・・とデジカメを用意していると、ご主人が出てこられて、「写真撮ってや〜」と、葉書大の宣伝カードをいただき、さらにあれこれと建物の説明をしてくださった。なんと160年ほどの歴史があるそうで、屋根の部分など今では珍しい工法が施されているそう。横手に大きな濾過機の話なども聞かせていただいた。なんと大らかなこと。たいへん楽しい時間を過ごさせていただくことができました。感謝。

 

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