 |
ＪＲの総武線、錦糸町駅から北側、駅前の通りから５００メートルほど行ったところを東、碁盤の目のようになった角角角っとした一画にある銭湯。１階が銭湯でその上はマンションという、いわゆるビル型銭湯か。向かって右側に入口、東京スタイルの短い暖簾、その奥に下足場。中へ入るとフロント式でロビーのある今風仕様の銭湯だ。こじんまりとしたロビーにはソファとテレビが置かれ、こじんまりとした空間でゆったりとした雰囲気が整えられている。 脱衣所へ。どっしりとした木の扉が特徴的。こちらはフロントのスペースを造ったためか、少々こじんまり。正方形のようなスペースだ。脱衣ロッカーが入口側と外壁側にあり、そのロッカーの上側全部に常連用の洗面器を置く３段棚が。これがまた、ほとんどすべて埋まっているのではないかというように見受けられる。けっこうインパクトがある光景だ。 さて、それでは浴室へ。こちらもこじんまりとした空間、しかしとても特徴のある空間。浴槽の配置が東京スタイルで無いのが新鮮だ。手前側の洗い場のカラン、間仕切側に８つ、中央島カランに両側６つづつ、外壁側には２つ。浴槽は３つ、奥に円形で底から気泡の薬風呂、その隣に浅、しかしなんか色付いているよう薬風呂？というところ、そして壁側隣に漢方の薬風呂だ。 そして銭湯アート。こじんまりとした空間のその背後、スペース的に横には長くないクラッシュモザイクタイル絵。千切り千切り、色で構成しているタイル絵、絵柄は海にヨットやヤシの木というカリフォルニア・ドリームのようなデザイン。まさにドリーミングだ。 てなわけの黄金湯さん、屋号もこれまたなかなかだ。お湯に浸かれば、黄金がざっくざっく溢れだす、そんな俗な妄想が頭をよぎる。一度でいいからそんな体験してみたい。ま、それはともかく、今はじっくりとお湯に浸かってこの一時を楽しみましょう。ビバ、銭湯。 |