記念湯
 
【住所】 東京都品川区西品川2−9−8
【営業時間】 13:00〜翌日1:00 
定休日】 毎週木曜日
【入浴料】 大人¥450  中人¥180  小人¥80 
【設備】 深、超音波気泡風呂、水風呂、スチームサウナ、露天風呂
【最寄り駅】 都営浅草線戸越駅から徒歩約8分 
 


 東京一長いと言われる戸越銀座商店街。都営浅草線の戸越駅から東側、ずんずくずんずく長い商店街を700メートルほど行った先の平和坂という通りを南へ少々。ゆるやかなその坂の上、ローカルな雰囲気の通りに、どどーんと賑やかな趣きで佇む銭湯。大きめの建物、正面の「サウナ」の看板が目立つ。どうやら、サウナ部分と銭湯部分が分かれているみたい。東京って、そういうところを時々見かける。営業の時間帯もどうやら違うようだ。とにかくわたしゃ、銭湯部分に一目散だ。

 中へ入ると下足場だが、奥に向かって縦長で、下足箱の数が多い。しかもカラフルな色使いの下足箱。正面には大きな鏡。横手の扉から中へ。フロント式、そしてロビー。そのまたロビーが広いのなんの。フロント奥に、テーブルとイス、そしてテレビの前にイスがずらずら、本棚にはコミック本の他に昔の児童本(いやこれちょっと僕の小学校の頃とかに読んだ本あるじゃないですか、思わず涙だ)などが多数。そしてマッサージ機などに混ざって、なんだこりゃーの、コインを入れて動く?車の乗り物。動くのか、誰か試してがってんくれたまへ。

 そしてその上側、なんと宇宙の壁絵だ。この絵柄がまた、昭和のあの頃(僕の小さな頃、これまた涙)によくあったような絵柄だ。それともう1つ、天井に大きな円、その真ん中から柱が男女脱衣所境目の入口のところに繋がっている。なんとまあ、ダイナミックな、というより何と言っていいのかよくわかりません。それとまだある、外側の壁上には、横長いっぱいのニューヨークの昼と夜のそれぞれの写真ポスターが貼られている。いやこれもまた、なんと言っていいのやら。とにかく圧巻だ。

 圧倒されながら脱衣所へ。ちょっと落ち着きました、比較的シンプルでややこじんまりとした脱衣所。壁側脱衣ロッカーに、たぶん以前はベビーベッドを兼ねていたと思われる島ロッカーがいくつか。トイレはロッカーの裏、とわざわざ表記のあるような位置にトイレ。隅にアナログ体重計。浴室入口の上ガラス、海中にいる裸婦のすりガラス。なんで海底に裸婦かはともかく、それぞれ違うポーズでずらりと並ぶ。

 さてそれでは浴室へと。奥に向かって縦長の浴室。手前側には洗い場のカランがずらり、奥に大きな浴槽が。間仕切壁側にカラン7つ、中央の島カラン両側に8つ。立ちシャワーブースが3つ。奥の大きな浴槽、浅い浴槽で、奥に座り寝風呂仕様で6つに区切られているが、超音波のジェットが出るのは間隔を開けながら3つ。壁側のボタンを押すタイプ。その浴槽の両側に、縦長の深と、そして水風呂。それぞれ、浴底からブクブクと気泡が出ている。そして外壁側にはスチームサウナ、それと露天風呂。露天風呂、これがまた広々、岩風呂仕様の気持ちいい空間。イスも2つ置かれていて、外気にあたりながらリラックスできる。いやー、なんとも言えませんよ、これがまた。

 そして銭湯アートのあれやこれや。奥の壁一面に、大きなモザイクタイル絵、アルプス、湖、洋館、ヨットという、どことなく既視感のある風景。それと間仕切壁側に2つ、1つは帆船が2艘のタイル絵、もう1つはクルーザーのタイル絵。奥の壁のモザイクタイル絵のヨットも合わせると、タイプの違う船舶が3つだ。それとこれもアート的見どころ、天井。緩やかな弓なり、3色が組み合わせて繋がっていく、カラフルな天井模様。いやはや、これがまたなんとも言えん味わいだ。

 とにかく、あれやこれや特筆すべきところがいっぱい、この文章もどんどん長くなる。こういう銭湯にあたるから、銭湯巡りは楽しくて仕方がない。もうずいぶんいろんな銭湯に入ったが、まだまだやる気でますね、これは。ほんと、楽しませていただきました。

 

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