菊水温泉

【住所】 大阪府和泉市伯太町6−8−13
【営業時間】 16:00〜21:30 
定休日】 毎週木曜日
【入浴料】 大人¥200  中人¥100  小人¥80
【設備】 深、薬風呂
【最寄り駅】 JR阪和線信太山駅から徒歩5分



 JR阪和線の信太山駅から西。駅前の通り、スーパー玉出の前の道を直進しばらく。通りに面して、こじんまりとした「昔ながら」と言う言葉がぴったりの銭湯が。玄関横には、板に書かれた手製の料金表。その反対側には、ベンチが置かれている。

 暖簾をくぐり下足場へ。おっとこれは・・・緑に塗られた下足箱、その上にも同じく緑に塗られた縦長の箱が。これも下足箱?今まで見たことのないものに、しばし見とれる。正面には、宝船のモザイクタイル絵。そして木の扉を横に引いて中へと。

 番台を通り、脱衣所へ。おっとこれは・・・これまた時間感覚を喪失するようなレトロな空間。中央に置かれた机と椅子が、かなりいい感じ。入り口横手が奥へ引っ込んだ形になっていて、そちらにもくつろぎのスペースが。椅子やマッサージ機などが置かれている。天井を見上げると、2枚羽根の巨大扇風機。間仕切壁の番台対面奥には、黒色の招きネコが鎮座。他にも、小物類、いろいろ。

 そして壁のあちらこちらに絵画やポスターが。これがなんとも・・・Michiken的に拍手喝采なのが、あの日本映画史上に燦然と輝く「ゴジラ」第一作目のポスター!もうびっくり感動もの。他にも、伊勢神宮参拝図だの、サッポロビールだの、キジの絵画やその他絵画・・・すみません、多すぎて覚えておりません、あーもうたいへんだぁ。

 そして浴室へ。おっとこれは・・・またしても「おっとこれは」とう空間。壁の上が青と緑に塗られている。洗い場にはシャワーが無く、鏡の位置が高い。浴室の3隅には、それ用のスペースに鉢植えの観葉植物が置かれている。

 浴槽はシンプル、深と入浴剤入りの薬風呂の2つのみ。薬風呂は「中将湯」で、壁に掲げられたパネルが年代ものでたまらない。浴槽横には、「タオルをつけないで」と書かれた板がぶら下げられている。深の浴槽の壁には、鯉が描かれたミニタイル絵。そして奥の壁には、西洋の市場のような様子が描かれた大きな洋画が板に貼られて掛けられている。

 とにかくもう、タイムスリップ確実の、激昭和空間。しかし単に古いというだけでは無く、いろいろアイテムを効果的に配置する工夫をされているように見受けられる。脱衣所に置かれたバインダ式の雑誌、「昭和タイムス」が、もうずっぱまり。帰路、頭の中には伊福部明先生のゴジラのテーマがリフレインする、素敵な銭湯でした。

 

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