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南海の高野線、浅香山駅から西へ約５分。ゆったりとした広い道の続く住宅地の中の銭湯。白い壁にゴシック体のしっかりとしたロゴで「香ヶ丘温泉」。温泉マークの下、ずらずらずらっと並べられた風呂名の縦看板。反対側には「ゆ」の看板。そのポップな感じに興味津々、はいはいそれではと暖簾をくぐる。 下足場正面に縦長どーんとステンドグラス。上を見上げると、ちょっと変わった飾りが。ほほーっと思いながら扉を開けて、番台を通って脱衣場へ。 脱衣場にもステンドグラス。ちょっと引っ込んだ形になって、そちらにドレッサー、タマゴ型の鏡が３つ並んでいるのが印象的。天井は、やや複雑な形でお洒落なデザイン。明るい雰囲気を演出している。 浴室、こちらもまた明るい雰囲気で、見どころ入りどころがあれこれと。天井が八角形の吹き抜けの窓になっていて、開店早々の日が高い時だったため、お日様サンサン、明るいこと明るいこと。すごく健康的な雰囲気がいっぱい。 浴槽構成は、まず深、浅、電気風呂、そして超音波気泡風呂ジェット３連の寝風呂。そして奥の壁側に、打たせ湯とスチームサウナ、その手前に水風呂。浴室はいってすぐ横手には、入浴剤入りの薬風呂。 その打たせ湯、別室になっているが、中を開けると洞窟かぁと思うようなデザインで、滝のようにザァーと流れるお湯と、２本の打たせ湯と。なんとなく修行スペースのようなその空間、ちょっと個性的。今のところ、他では見かけたことがないような。 そして、打たせ湯と横手の上のほうに、ステンドグラスの仕切りのようなものが、ずらずらっと並んで置かれている。どうやら、男女間仕切りの上に立てられた仕切りのようなものみたい。それにしても、けっこうな数。ちゃんと並べれば、ミュージアム風になるのになと、勝手なことを考えながら、湯船に沈む。 |