金平浴場
 
【住所】 千葉県香取市佐原イ622
【営業時間】  
定休日】
【入浴料】 大人¥300  中人¥780  小人¥70 
【設備】 深、浅
【最寄り駅】 JR鹿島線佐原駅から徒歩約10分 
 


 とかいうことで、やってきました千葉県は佐原市。千葉県初進出の銭湯、途中経路をすっ飛ばし、いきなり佐原市の2湯。レンタサイクルで香取神宮、そして佐原の神社や街並みを味わって、〆は銭湯巡り。佐原市に2湯の銭湯、2湯目はこの金平浴場だ。

 「金平浴場」と行っているが、看板は「金平湯」だ。JR佐原駅南口(改札は1つ)から南、観光協会の1つ目先(だったかな)の通りを南東へ、その突き当りを東へすぐの酒造所を越した細い辻を北へ入ったところ。駐車場の向かい側に千鳥破風屋根の正しき日本家屋銭湯があり。建物横上からは細い煙突、煙があがる。その隣、地道の駐車場もあり。

 短い暖簾、真ん中が無い?ような架け方。入ったところに家族の写真(たぶん)が飾られていて、なんとも微笑ましい。そのスペースには下足場はなく、引き戸を開けて中へと入る。土間があり、その正面に下足箱。木製の鍵を引き抜くと、その後ろ側に「使用中」と書かれている。そして番台、脱衣所だ。

 脱衣所はレトーロな雰囲気たっぷりぷりな、少なくとも昭和以前の空間だ。天井は低めで木製、僕の子供の頃の家とそっくり。床はフローリングできれい。下足箱と連なって隣に脱衣ロッカーだ。ガラス扉のロッカーで、鍵はあったり無かったり。脱衣用丸籠も置かれている。トイレの方向にはスペースがあり、ちょっとしたアクセント。間仕切り壁側には木のベンチ、アナログ体重計、コミック本多の本棚、飲料類の冷蔵庫(中身は少なし)。

 そして浴室へ。こじんまりとした空間、奥に浴槽、真ん中から手前に洗い場のカラン。奥の壁には一面に富士山の壁絵だ。経年劣化はぬぐえないが、まさかここで富士山が拝めるとは思わなかった。おまけに間仕切壁、こちらにも富士山のタイル絵が。なんとまぁ、富士山2連チャン、こりゃ驚きだ。

 浴槽は深と浅の2槽が並ぶシンプルタイプ。深と浅、と言ってもそれほど差の無い深さ。深はやや熱め、浅はそれより熱くない。間仕切り壁側の洗い場はカラン4つにホース付きシャワー。島カラン両側4つにはシャワーは無い。
 
 とにかく時間空間飛び越えた、タイムスリップ度200%のレトロ銭湯だ。東京から2時間ほどかけて来たかいがあったというものだ。とりあえずこれで佐原市2湯の銭湯制覇。地方都市の銭湯は面白いな、本当に。それでは、また。

 

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