金町湯
 
【住所】 東京都葛飾区金町5−14−9
【営業時間】 15:30〜22:30 
定休日】 毎週木曜日
【入浴料】 大人¥450  中人¥180  小人¥80  
【設備】 薬円形超音波気泡風呂、薬浅気泡風呂
【最寄り駅】 JR常磐線金町駅から徒歩約5分 
 


 JRの常磐線金町駅の南口、駅前から線路に並行する1本南側の通りを西へと向かう。やや寂しい商店街の通り、400メートルほど行ったところ、通りの北側にどでーんと大きな銭湯が現れる。千鳥破風屋根2段重ねの威風堂々、渋い渋い渋すぎる外観。短い暖簾をくぐるとfこじんまりとした下足場、その正面に招き猫のタイル絵がいらっしゃいませと招いてくれる。

 中へ入ろうとすると、扉が自動ドアで軽い驚き。そのレトロさからは想像できまい。入ると番台、その前には上がるための梯子。その横に門のように木が組まれていて、脱衣所側の目隠しになるように暖簾が架けられている、というちょっとしたアイデア一本。そしてその脱衣所、これがなかなか雰囲気の良いレトロ空間。

 天井は高く格天井、3枚羽根の天井型扇風機がぶら下がっている。床はきれいなフローリング。外壁側に脱衣ロッカー、島ロッカーは平行するように2つ。内庭があり、その前に木のベンチとマッサージ機。浴室入口前にはアナログ体重計や飲料類の冷蔵庫、コイン洗濯機が2機。間仕切り壁側には大きな鏡が架けられている。

 浴室へ。こちらもまた、一目で良いと思える雰囲気だ。何と言っても奥の壁の富士山、そう富士山のペンキ絵だ。これが真っ先に目に飛び込んでくる。お見事。そのペンキ絵をバックに浴槽、円形の浴槽と横長の浴槽の組み合わせ。円形の浴槽は人間洗濯機のようなジェット噴射4連でぐるぐる渦を巻いている。横長の浴槽は浅、真ん中にブクブクと気泡湯付き。そしてこの2つの浴槽、ともに薬風呂という大判振る舞いだ。他に間仕切り壁側にスチームサウナ、そして立ちシャワーが2ツ。洗い場のカランは、中央から浴室入口前にかけてずらり、外壁側7つと島カラン2つにそれぞれ両側5つづつというカラン数。天井は2段式で水色に塗られた東京銭湯仕様だ。

 とにかくこの銭湯、レトロとろとろ懐古系雰囲気と、多彩さは無いとしても入浴施設としての機能性は十分という、両方充実の快適銭湯だ。湯上り後、脱衣所にてベンチに腰を掛けていると、なんとも言えない良い雰囲気に心地良いことこのうえない。はっきり言って、良い、といえる銭湯ではないでしょうか。気に入りました、かなり。
 

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