亀の湯
 
【住所】 東京都墨田区本所2−20−3
【営業時間】 16:00〜23:30 
定休日】 不定休
【入浴料】 大人¥450  中人¥180  小人¥80 
【設備】 深、浅
【最寄り駅】 都営浅草線本所吾妻駅から徒歩約8分
 


 都営浅草線の本所吾妻駅から浅草通りを西へ少し、1つ目信号の三叉路を南へ、400メートルほど行った2つ目信号を越えた次の筋を東へ入ってすぐのところ。千鳥破風屋根の伝統的東京スタイルの外観、その上側にはビームサーベルのごとく煙突がニョキッと延びる。正面両側は塀で、樹木が茂る。玄関口上の大きな屋号が印象的。

 短い暖簾をくぐると下足場。そして扉が自動ドアというのが、外観や雰囲気から、ちょっとびっくり。中へ入ると、これまたこれまた、レトロとーろとろ、時間がまったく止まっちゃったよどうしようてな空間。シンプル・イズ・ベスト、余計なものが一切ない。天井は折り上げの格天井、ぶら下がる天井型扇風機が回っている。番台対面上には大きなノッポの古時計、その前には液晶テレビ。外壁側に脱衣ロッカー、中央に島ロッカー。番台横手側に内庭スペースがあるが、今は整えられていない。その前に丸テーブルにイスが置かれている。

 それでは浴室へ。こちらもまたシンプル・イズ・ベストな昔ながらの古空間。天井は2段式、水色に塗られている。洗い場のカランは手前から中央に、両壁側8つづつ、間の島カラン1列両側に6つづつ。島カラン両側にはシャワーは無し。外壁側の入口側1つ目にもシャワー無し。そして奥の壁側に浴槽。こちらは超シンプルに、深と浅、のみ。それぞれ、浴槽の端に1か所、ぷくっぷくっと気泡。深は熱く(かなり)、浅はまだそれよりはぬるめ。この湯温もまた、あるべき東京銭湯スタイルか。

 とにかく、シンプル・イズ・ベスト、静かな空間で、風呂桶のからーんという音が響き渡る、ある意味素晴らしい空間だ。浴場組合の紹介には、「クリーン。レトロ。サイレント」との表現。ははは、そのまんまですやん、とまさにそのとおり。脱衣所では、電源を入れた扇風機の音が目立って仕方ない、ような。うむむ、本当にある意味じゃなくても素晴らしい空間だ。

 

  銭湯TOP     東京都墨田区

















 





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