加賀浴場
 
【住所】 東京都北区王子本町2−23−9 加賀ビル
【営業時間】 15:00〜24:00 
定休日】 毎週水曜日 (祝日の場合は翌日)
【入浴料】 大人¥460  中人¥180  小人¥80  
【設備】 深薬超音波気泡風呂、浅薬超音波気泡風呂風呂
【最寄り駅】 JR京浜東北線王子駅から徒歩約7分 
 


 JR京浜東北線王子駅、北口を出て西、そこから線路の高架を越えて突き当りの通りを北へ500メートルほど。通りからちょっと西側へ入ったところに、その看板が目に入る。1階がコンビニとコインランドリーというビル型銭湯、銭湯は2階。大きな屋号看板が架かる横手の階段を上へとあがる。そこには丈の短い暖簾が架かる。

 下足場から中へ入るとロビー、というか休憩室。ソファとテーブルが並べられたユニットが2つもある、ゆったりとした空間。そしてフロントがあるのだが、あれれ、どなたもいらっしゃらない。そこには中の番台へどーぞ、というようなことが書かれたものが貼られていた。どうやら、フロントのようでフロントじゃないようだ。

 木の引き戸を開けると、そこには番台が。なんとなんと、という変わった構造。そして脱衣所。ビル型銭湯というこもあり、天井は低め。床はフローリング。中央には島ロッカーが2つ。間仕切り壁側には、古いスチール製のロッカーが並ぶ。浴室入口前には、アナログ体重計、マッサージ機が2台、血圧計。脱衣所入口横側には、飲料類の冷蔵庫、身長計。鉢植えの観葉植物があちらこちらに置かれており、ちょっとしたアクセント。

 そして浴室へと入る。天井はやはり低め、なだらかな三角屋根下状。間仕切り壁側には、クラシックカーに洋婦人という、時々見かけるタイルイラスト、これがなんと奥側に大きめが3つ、手前側に小さめが6つも並んでいるというキッチュな展開。こりゃ軽くインパクト。カラン周りと床のタイルは、白タイルに青ライン2本という、これも軽くインパクト。洗い場のカランは、間仕切壁側に6つと間を空けて2つ、島カラン1列両側6つづつ、外壁側は入口と平行する形で島カラン両側6つづつ、その奥に浴槽壁に沿うように2つというカラン数。裁ちシャワーは間仕切り壁側に1つ。

 浴槽は奥壁側から外壁側にかけてL字型に配置。この浴槽がなかなか迫力があって、間仕切り壁に近い側の気泡風呂、ボコッボコッと、気泡というより海底噴火のようなボコボコ具合、そのお湯がなんと外側へオーバーフローだ。またまた軽くインパクト。その隣には横長の浅、外壁側に超音波気泡ジェット2連付き。そこから外壁側の手前にブクブクの気泡湯、こちらのブクブクは控えめだ。

 とまあ、軽くインパクトいくつかという、ちょいとスリリングな銭湯だ。とにかく、フロントを放棄して(かどうかはわかりませんが)、番台というのが面白い。なんでしょ、防犯目的かな、それとも伝統的な銭湯様式を残したいとか、そういう思いがあるのかな。なかなか個性的な銭湯でした。

 

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