地蔵湯
 
【住所】 東京都江戸川区北小岩2−12−11
【営業時間】 15:30〜22:30  
定休日】 毎週土曜日
【入浴料】 大人¥450  中人¥150  小人¥60
【設備】 深、浅、超音波気泡風呂
【最寄り駅】 京成本線京成小岩から徒歩1分
 


 小岩は小岩でも京成本線の小岩駅、西側の出入り口から南の広めの通りを渡ってすぐ。通りに横壁を向けており、入口はちょっと引っ込んだようになっている。屋根にシートを被せており、形が見えないのが残念。塀からは木がぼぼーんと出ており、その背後に煙突が見える。堂々たる屋号、そして暖簾。一目でやられてしまう、そういう外観だ。暖簾をくぐると下足場、正面には傘ロッカー。縦型ではなくて奥に横向きに入れるタイプだ。

 引き戸を開けて中へと入る。番台、そして脱衣所。やや広めの空間、レトロな香りが漂う。天井から、天井型扇風機だっただろう羽根の外された軸だけがぶら下がる。脱衣所中央には大きめの島ロッカー、壁側に脱衣ロッカー。外側には縁側があるが、ガラス戸は開けられていない。その外側の庭、大きな木。どうやら先ほど塀から外へ出ているものだろう。これはすごいな、歴史を感じる。その手前にはテーブルと長椅子。浴室入口はガラス戸で、半分はすりガラス、海底に裸婦と海藻というデザインだ。

 そして浴室へ。浴室手前に洗い場のカラン、奥に浴槽一直線。両壁側のカラン7つづつ、間に島カラン両側6つづつ。島カランは両側ともシャワーはついていない。奥の浴槽一直線、深と浅。深は底からぼこっぼこっと2つの大泡。浅は横長浴槽で、その半分には超音波気泡風呂ジェット2連だ。天井は高く2段構造、薄い青色で塗られている。

 そしてトピック、奥壁一面のペンキ絵だ。それも富士山!である。記名入り、「南伊豆にて 早川 20.7.25」と文字。故早川絵師の作品だ。力強く豪快な迫力ある絵柄、思わず見とれてしまう。これぞ東京銭湯の醍醐味だ。

 ところどころ経年劣化も目立つが、独特な懐かしい雰囲気と、富士山のペンキ絵は捨てがたい魅力あり。気になる方、京成本線に乗って、小岩へ向かえ!

 

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