泉湯

【住所】 京都府京都市伏見区深草藤森玄蕃町579
【営業時間】 15:00〜23:30 
定休日】 毎週月曜日
【入浴料】 大人¥410  中人¥150  小人¥60
【設備】 深、浅、超音波気泡風呂、水風呂
【最寄り駅】 京阪本線墨染駅から徒歩4分



 京阪の墨染駅から東側通り、1つ目の信号を北へ、200mほど行った信号のある角、向い右側。飄々とした外観、何気なく佇んでいるようだが、正面上の扇形の板に書かれた屋号がいい感じ。屋号の両横には男女のこれまた扇形の板。なんとも味がある。暖簾をくぐりガラス戸を開けて下足場へ。こじんまりとした横長の空間。そしてさらに引き戸を開けて、番台、脱衣所。

 板張りフローリングの脱衣所。中央に長椅子、四辺にはあれこれ。窓付きの脱衣ロッカー、サイズは大きめで、中に青色プラ籠が入れられている。番台横手には、マッサージ機が2台と、なぜか応接椅子、大きな壺。番台の向い側上、神棚が並んで2つ、屋根まで付けられている。間仕切壁側、冷蔵庫やマッサージ機がもう1台、金魚の水槽などが並ぶ。浴室入り口上には大きな柱時計。それと、洗面台が左右に1つづつあるという変り種。これは私的体験として初めて?だと思う。

 そして見所、浴室上の壁一面に、天女の羽衣のタイル絵。男側には羽衣を手にした男のみだが。さらに2つある洗面台の脱衣所側に向いた壁にも海が描かれたタイル絵。そして浴室内、奥の壁一面にも、これまたタイル絵。こちらは、アルプスに湖、洋館などが描かれている。脱衣所、浴室ともにタイル絵三昧、ビジュアル志向の空間だ。

 さてそれでは浴室へと。先ほどの、奥のタイル絵が目に飛び込んでくる。正方形のような浴室、洗い場が両横と奥の三方にそれぞれ。カランの数よりも、壁に架けられた鏡の数がやたら多いのが面白い。天井を見上げると、横長の大きな湯気抜きが、けっこうな迫力を感じる。

 浴槽は中央に深と浅。深は横長だが、浅はほぼ正方形。浅いながらも、中に段が付いている。そして間仕切壁側に、超音波気泡風呂ジェットが1つと、水風呂と。このジェット、噴出し口の口径が大きくて、ジャバジャバとお湯が噴出してくる感じ。そして隣の水風呂、壁に「伏見の名水」とのPRポイント付き。この2つの浴槽、それぞれ大小2つのライオンの顔が仲良く並んで、ざーざーざー。

 いやそれにしても、どこはかとなく情緒が感じられる銭湯で、なんとも心地良い。銭湯アートのタイル絵も面白く、なんとも言えない雰囲気が楽しめる。個人的に、たいへん幸せな時間が過ごせました。機会があれば、また来たいものです。

 

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