一の湯
 
【住所】 東京都足立区神明1−1−3
【営業時間】 15:00〜22:00  
定休日】 8、18、28日(祝日は営業、日曜日は翌日休み)
【入浴料】 大人¥460  中人¥180  小人¥80
【設備】 深気泡湯、浅超音波気泡風呂
【最寄り駅】 つくばエクプレスト六町駅から徒歩約18分
 


 つくばエクスプレス六町駅から北西。まずは駅から北へ延々800メートルほど、そして西へ入って綾瀬川にかかる橋を渡ってすぐのところ。なんじゃら、隣の酒屋の看板というか貼り紙が賑やかなその隣。敷地の奥側、思わず「あゝ」とため息。なんせもう、この外観ですから。千鳥破風屋根2段重ね、背後にビームサーベルのごとく煙突がニョキッ。前面には花々が植えられ、情緒感たっぷり。

 正面、暖簾は架けられておらず、下足箱が目の前に。入るとゆったりとした下足場、そしてそこからすぐにロビーの休憩所、ぐるっと回り込んでフロントという、ちょっと珍しい構造だ。そのロビーにはソファが並べられたくつろぎのスペース。ゆったりとした空間。飲料類の冷蔵庫あり、缶ビールもありますよ。

 脱衣所へ。おっと、これはなかなか。天井、折り上げの格天井、すごい渋いかっこいい。床はきれいなフローリング。これぞ東京銭湯か。脱衣ロッカー、入口入ってすぐのところ、そこと並行して2段構え。外壁側にも脱衣ロッカー。中央にはしっかりとした木のベンチ。観葉植物、アナログ体重計。間仕切り壁には大きな鏡。

 そして浴室。あやや出ましたね、奥壁に大きな富士山だ。赤っぽい富士山頂と青い山肌。その麓、岩にぶち当たる波が豪快なこのペンキ絵、「西伊豆 早川」の署名入り。その下側と間仕切り壁などには、波模様?と思われるデザインタイル。天井を見上げると、2段式で高く、青色に塗られている。

 洗い場のカラン、間仕切り壁側4つ、外壁側5つ、間の島カラン2列、1列目両側3つづつ、2列目両側5つづつというカラン数。浴槽は奥壁側に一直線、しかし変わっているのは、元サウナ。元、というのは今はもう使用されていない。その壁、竹細工のように見える、細いミニな円筒状タイルで覆われている。これ、けっこうなインパクトだ。その横手、深い薬風呂の気泡風呂。そして横長の浅、その浴槽内には超音波気泡風呂ジェットが2連。その給湯口、柵があって、その奥には備長炭と思われる炭がいっぱい詰め込まれている。

 昔ながらの銭湯雰囲気ぷんぷん、しかし浴室は今風で明るい雰囲気、というダブルで美味しい銭湯だ。故早川氏による富士山のペンキ絵など、見どころもあれこれ。素晴らしき、東京銭湯。

 

  銭湯TOP       東京都足立区























inserted by FC2 system