勇湯

【住所】 奈良県奈良市半田横町13
【営業時間】 15:15〜20:00 
定休日】 第1、3月曜日
【入浴料】 大人¥400  中人¥150  小人¥60
【設備】 深、浅、電気風呂、超音波気泡風呂、薬風呂、サウナ
【最寄り駅】 近鉄奈良線奈良駅から徒歩8分



 近鉄奈良駅の西口から北側の商店街を奈良女子大学方面へ。その奈良女子大の正門の前を通り(中は勝手に入っちゃだめ)、一つ目辻を東、さらに一つ目辻を北へすぐ。こじんまりとした素朴な外観の銭湯に、白地に赤い「ゆ」の字の看板が目に付く。手前のコインランドリー、そしてすぐ見える煙突がいい感じ。

 暖簾をくぐると下足場。夏場だからか、男湯引き戸は開けっ放しになっており、番台を通り脱衣所へと。どことはなく懐かしさが感じられるような空間。大きな漢数字の入った木製脱衣ロッカーが素敵。天井は格子状で、3枚羽根の天井型扇風機がブンブン回る。番台向い側上には、提灯が飾られ立派に祭られていた神棚。浴室入り口横のタイルには、縦2枚×横3枚のミニタイル絵。荒波と灯台という、ミニながら豪快な絵柄。そして番台横手には引っ込んだようになっており、木の椅子とテーブルが置かれたくつろぎスペース。壁にはコミック本も並ぶ。年季の入ったマッサージ機がご愛嬌。

 浴室へ。こちらもこじんまり、そして落ち着いた空間。床は大きめの割れ石(何というのでしょう?)が敷き詰められている。壁は白タイル、天井は湯気抜きまで白く塗られている。そしてなんと浴室内に水道の設備。これはありそうで、なかなかお目にかかったことがない。浴槽設備は、主浴槽の深と、その中に区分けされたような形で一人用?のような浅、そして電気風呂。奥に向かって超音波気泡風呂、その隣に薬風呂。薬風呂は、ライオンの口から薬湯がざざざーと落下している。

 さて湯上り後、先ほどのくつろぎスペースにて、しばし休憩。僕の行ったのはまだ日の高い時間で、窓から差し込む日差しが夏の一場面。木の椅子がしっかりとしていて心地よい。当然のように、缶ビールをぐびぐびぐび。なんともいえず幸せな時間が過ぎていく。帰るのが嫌になる。 

 

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