【住所】 | 東京都足立区江北4−27−3 |
【営業時間】 | 15:30〜22:00 |
【定休日】 | 毎月1、3水曜日 |
【入浴料】 | 大人¥450 中人¥180 小人¥80 |
【設備】 | 深気泡風呂、浅超音波気泡風呂、薬風呂 |
【最寄り駅】 | 日暮里舎人ライナー江北駅から徒歩約4分 |
日暮里舎人ライナー江北駅から西、マンションや団地、民家が立ち並ぶ静かでのどかな街並みの通り。どどどどーんと、大きなレトロ外観で佇む銭湯が。千鳥破風屋根の2段重ね、背後からニョキッとビームサーベルのごとき煙突。両側は白壁の上に垣根、その上から木が出ている。その堂々たる外観に見入っていると、通りがかったサラリーマン風の方が、「いやーすごいなあ、こんなの初めて見たなあ」と、立ち止まって感心されていた。そうでしょう、と相槌をうちながら、僕は中へとホイサッサ。 2段ほどあがって、下足場。木の造りで、やや広め。正面に大きな鏡がかけられている。引き戸を開けると、番台、そして脱衣所。これまた、レトロさぷんぷんな脱衣所だ。天井は大きめの板が並べて貼られているが、依然は格天井だったのでは?と思われる。3枚羽根天井型扇風機がぶら下がる。床はフローリング。間仕切り壁には大きな鏡。外壁側には脱衣ロッカー。間には、島ロッカーと、テーブルとイス。マッサージ機に、木のベンチ。内庭があるが、今は整えられてはおらず、かつては池があったのではと思われるような造り。 浴室へ。手前側に洗い場のカラン、奥壁側に浴槽が一直線という東京銭湯定番のスタイル。天井は2段式、水色に塗られているというのも、レトロ系銭湯の鉄板の造りだ。間仕切り壁側には富士山のモザイクタイル絵。奥壁には残念ながら壁絵は無いが、このモザイクタイルで富士の山を味わおう。カラン数、間仕切り壁側8つ、外壁側6つ、間に島カラン2列それぞれ両側に7つづつ。奥の浴槽は3つ構成、超音波気泡風呂ジェット2連付きの浅、ブクブク気泡風呂仕様の深、薬風呂となっている。薬風呂は草津温泉の再現で、やや硫黄臭もするという本格派。これはなかなか気持ちいいですぞ。 その外観の通り、脱衣所、浴室ともに、時間空間ぶっとばし式の懐古系銭湯。ところどころ惜しまれるところもあるが、仕方ないのだろう。とにかく、この空間に浸ることのを楽しもう。そして気分は草津温泉だ。なんかお得感。 |