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飯坂温泉、共同浴場９湯巡り、３湯め。駅からだと、十網橋の交差点から商店街の通りを西へ、細い通りも入りながら４００〜５００メートルほど。前面通りの北側に八幡神社があり、地名も八幡。その名を取っただろう屋号。コンクリ造りの素朴な建物、前面にそこそこスペース、そこには松の木とその足元に屋号の彫られた石。玄関口は左右に「ゆ」の暖簾、青が男湯、赤が女湯。 暖簾をくぐると、男女境目に番台というかフロントというか受付け。券売機の入浴券を購入し、受付に置かれた箱の中に入れる飯坂スタイル。靴は下足棚に。そこからすぐに脱衣所、こじんまり。スノコ状の板張りの床が気持ちいい。脱衣ロッカーは無く、脱衣棚のみ。その横手に貴重品ロッカーがあり、ちょいと安心。 シンプルで素朴な浴室。浴室真ん中に、ぽつんと四角い浴槽。そこにはなみなみとお湯が湛えられている。やはり熱いのかなと・・・恐る恐る掛け湯をするが、意外とそれほど熱くはない。いや熱いのは熱いのだが、先に入った２湯に比べれば、とりあえず浸かることが十分できる熱さだ。無色透明無味、やや硫黄臭。浴感つるっとした感じ、ようやく浴感を感じることができた。はあ、一安心。しかしこれで安心してはいられまい、次行かなければ。 |