久の湯
 
【住所】 東京都江東区南砂1−14−9
【営業時間】 14:45〜23:00  
定休日】 毎週木曜日
【入浴料】 大人¥460  中人¥180  小人¥80 
【設備】 超音波気泡風呂、気泡風呂、薬風呂
【最寄り駅】 東京メトロ東西線東陽町駅より徒歩約13分
 


 東京メトロの東陽町から四ツ目通りを北、葛西橋通りとの交差点を西へ、600メートルほど先をまたまた北、川を渡ってしばらく行った西側の住宅地の中。そこそこの広さのある通りに面した銭湯が1軒。三角屋根の下、建物両端にそれぞれ黄色いテント。方や屋号が書かれた玄関口、方やコインランドリーだ。屋号の書かれた黄色いテントの下には、短い「ゆ」の暖簾が架かる。

 暖簾をくぐると、横長の下足場。手前側が男性用、奥側が女性用だ。フロント式?と思ったのだが番台式で、男女それぞれの引き戸がある。入ると正面を向いた番台。そこからすぐに脱衣所なのだが、脱衣ロッカーを壁のようにして目隠しになっている。その脱衣ロッカーは平行に2段構え。番台横手は、まるでロビーのような雰囲気で、壁にL字型にベンチ、後ろ側の壁は紅葉の紅葉写真壁紙が壁いっぱいに貼られている。浴室入口前横手にも脱衣ロッカー。間仕切り壁側には木のベンチ。浴室入口前にはアナログ体重計。外壁側の扉は開けられており、ささやかながら庭、その間には縁側がある。

 そして浴室へと。お、出ましたね、奥壁に銭湯アート。野尻湖、丸山清人、25.5.23との署名入りだ。銭湯アートはもう1つ、間仕切り壁にも。こちらは片側橋に富士山、森があり民家、川と雪山、という絵柄。贅沢にもビジュアル2連チャン。天井は2段式で白色、縁は水色に塗られているという伝統的東京銭湯スタイル。

 洗い場のカランは、間仕切り壁側と外壁側に5つづつ、間の島カラン1列両側それぞれに4つづつのカラン数。間仕切り壁側にはシャワーは1つ無し、島からには4つともシャワー無し。間仕切り壁側には立ちシャワーが1つ。浴槽は奥の壁側に一直線。超音波気泡風呂ジェット2連の座り風呂、その隣にブクブクの気泡風呂、さらに隣には薬風呂。この薬風呂、浴槽の三方端からプクプクと気泡が出ている。 

 住宅地の中、何気なく飄々とした風情で佇む銭湯。しかし番台のレイアウトなど、さりげなく工夫が凝らされた銭湯でもある。そして暖かいお湯がお客さんを待っている。たまりませんな、これぞ都会のオアシスだ。
 

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