東湯

【住所】 京都府京都市下京区塩小路通東洞院東入東塩小路町684
【営業時間】 15:00〜24:00 
定休日】 毎週土曜日
【入浴料】 大人¥410  中人¥150  小人¥60
【設備】 深、浅、電気風呂、気泡風呂、サウナ、水風呂、外に面した?風呂
【最寄り駅】 JR東海道本線京都駅から徒歩3分



 JRの京都駅の北側、駅前から真ん前の通り、塩小路通りを東へすぐ、高倉塩小路の交差点手前。前を通っても、まったくわからないところに銭湯。立ち並ぶ雑居ビルの中にある銭湯で、ビル前のキャスター付きの看板、他の店舗の名前の間に挟まれて「東湯」。ビルの看板には表示は無く、唯一この看板のみが所在地を示している。ある種、これは秘湯じゃないかいな、と思えるようなロケーション。ビルの3階、上がるエレベーターにも表示は無く、エレベーターの扉が開くまで、ドキドキワクワク。

 エレベーターの扉が開くと、目の前にはカウンターが。おっと、これがフロントか。壁には入浴料金などの手書きの表が貼られている。その対面には男女2枚の暖簾。向かって左手男湯、右手女湯。ますます、なんというか独特な雰囲気が感じられる。暖簾をくぐって正面が脱衣所。片側に脱衣ロッカー、片側には長椅子が並ぶ。正面には非常ドアがあり、外の非常階段と通じている。飲料類は自販機で、プラカップのタイプのもの。そして洗面台があり、その奥に上へ上がる階段がある。

 その階段を4階へ上がって、浴室へと向かう。しかし、この階段、普通に上へ上がる階段で、浴室へ向かうには違和感のある段数。ようするに3階から4階まで、素っ裸で上がっていくというシチュエーションだ。もうこの段階で魔界空間に入り込んだかのような不思議な気分にとらわれる。確かに銭湯というのは、外とは違う異空間のようなところだが、この雰囲気は他に追随できるところはなかなかあるまい。

 そしてたどりついたのは浴室。ビルの中の銭湯だけあり、天井は低め、画一的なレイアウト。間仕切壁側にずらりと浴槽、反対側に洗い場。その浴槽、手前から、ぶくぶく気泡湯の浅、電気風呂、深、そして広めの水風呂。奥にサウナ。そして浴室入り口横手からビル外側に面して、浅くてぬるい子供用プール?よりも小さいかな、と思われる浴槽。べランダ?から外がよく見え、塩小路通の前面を見渡すことができる。

 とにかくまぁ、京都駅から徒歩3分、こんな銭湯があるとは、なかなか普通では見つかるまい。唯一のヒントが、前に置かれた看板だけという、まことレアな難易度の高い銭湯。8階建てのビル、1階が飲食店、3階と4階が銭湯、その上がサウナという、わけのわからない立体構造。これが京都駅からすぐ、というのが素晴らしすぎる。みなさま、とりあえず行ってみなされ!

 

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