花の湯
 
【住所】 栃木県足利市巴町2541
【営業時間】 13:30〜22:00  
定休日】 毎週日曜日
【入浴料】 大人¥350  中人¥180  小人¥90
【設備】 深、浅
【最寄り駅】 JR両毛線足利駅から徒歩約12分
 


 JR両毛線、行ったり来たりの銭湯巡り、足利駅へ参上。とりあえず観光、まずはやはり足利学校とですか。で、その後は織姫神社・・・と向かうはずだったのだが、この日はなんとも暑いのなんの、外にいるだけで汗が噴き出して来て、もうグロッキー。とにかく、この状況を脱するには風呂しかないだろ、という極めて常識的な判断の元、なんでもいいから花の湯さんへと。

 駅北側の中央通りを歩いていたら、駐車場の向こう側に大きな外観の銭湯が見えた。そそーんと大きな建物に、千鳥破風の屋根が赤くて印象的。正面、両側の壁の下側は石積みだ。その堂々とした外観の建物中央の玄関口に、爽やか配色な薄青色のオリジナルな暖簾。建物バック、千鳥破風屋根の後ろ側にニョキッと延びる煙突が、なんともいい感じ。

 その短い暖簾をくぐると下足場。そこから引き戸を開けて中へ。番台、そして脱衣所。レトーロレトロンな落ち着いた空間。天井は格天井、そこから3枚羽根の天井型扇風機が、グワングワンと回っている。番台向かい側にはテレビ。間仕切り壁側には大きな鏡、その下側には常連用ロッカー。反対の外壁側には、下側がなくて宙に浮いたように見える脱衣ロッカー。番台横手に内庭のようなスペースがあるが整えられてはおらず、ただ岩だけが組まれている。脱衣所中央には、畳カーペットが敷かれており、その上にテーブルとイス。浴室入口前にはアナログ体重計だ。

 そして浴室。おっと出ました、やはりここは関東圏だ、東京名物の銭湯アート、富士山のペンキ絵だ。「27.5.17 ナカジマ」との署名入り、なんとちょっと前やんか。描きたてほやほやのペンキ絵、なんかラッキーです。さらにもう1つ、間仕切り壁側にはタイル絵、たぶん京都?のような山々と湖(たぶん)、松の木に橋と家屋、という構成。そして天井は高く2段式、白色に塗られている。洗い場のカラン、両壁側に6つづつ、間仕切り壁側の6つのうち4つのみシャワーあり。間の島カランには両側3つづつのシャワー無し。浴槽は奥壁側にシンプルに深と浅の2槽。その2槽の間の壁側には、溶岩のような岩が組まれていて、そこからお湯がザーザーザー。その横手にライオン顔が壁から出ているが、残念ながら沈黙している。

 さて、足利市唯一のこの銭湯、風情の感じられる逸品で、これが地方都市の銭湯を巡る楽しみの1つだ。嘘だと思ったらいらしていらっしゃい。さて、栃木県両毛線沿線の銭湯巡り、今のこの幸せのかみしめながら次へ。次はどん幸せが待っているのでしょうか・・・。

 

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