花の湯
 
【住所】 東京都大田区田園調布南22−11
【営業時間】 15:45〜23:30
定休日】 毎週月曜日
【入浴料】 大人¥460  中人¥180  小人¥80  
【設備】 気泡風呂×2、超音波気泡風呂、サウナ
【最寄り駅】 東急多摩川線沼部駅から徒歩約5分
 


 東急多摩川線沼部駅を西側に出て、多摩堤通りを南へ下って400メートルほど。その手前には「大田区図書館」と、とても図書館のロケーションとは思えないような風景が見えたり、なんか旅愁を感じるような界隈。そんな通りに3階建ての横長どーんとしたビル型銭湯。向かって左側に玄関口、短い暖簾が架かる。その上側、「花」「の」「湯」と、一文字づつ横幅いっぱいに屋号、これまたなんか旅愁を誘う。

 暖簾をくぐると、ゆったりめの下足場。左手に傘立て、正面に下足箱、右手に自動ドア、入るとフロント、そしてロビー。ロビーにはカーペットが敷かれ、足元が気持ち良い。ソファ、テレビ、飲料類の冷蔵庫。フロント両脇に、男女それぞれの入口。僕は当然ながら男湯側へ。

 まずは脱衣所。入口のところには、竹の壁紙が貼られ、その上側には大きめのステンドグラス。そして鏡。天井は低めだが、造りが豪華。中央に円形に木が組まれ、そこから十字に梁のように。円の中には花模様だ。床は樹脂製カーペット。「ゆ」の足ふきカーペットがいくつか敷かれている。脱衣所入口側壁と外壁側に脱衣ロッカー。中央には腰掛け台。浴室入口前には、羽根なしの扇風機、マッサージ機、デジタル体重計、常連用の収納庫。羽根なし扇風機、風にあたったのは恥ずかしながら初めてだ。そしてボディドライヤー。室内に入ると温風で体を乾かしてくれるという逸品(だと思う)なのだが、残念ながら使用できず。大阪では時々見かけることがあるが、東京では初めて見た。使用できず、とても残念。

 それでは浴室へと入る。天井は中位の高さで、よく見ると2段式、中央が半ドーム状で無骨な見た目。奥壁にびっくり、なんと個性派銭湯アート。欧米の住宅地?と言っていのか、大きな家と芝生に森、散歩しまくる人々、奥には湖にヨットという、メルヘンで牧歌的、理想の世界のような壁絵だ。このデザインは、初体験。その下側には鳥の群れ、さらにその下側には花という絵柄のイラストタイル絵。

 洗い場のカラン、外壁側と島カラン1列目両側それぞれ6つづつ、島カラン2列目片側は7つ、もう片側4つのカラン数。間仕切り壁側には、立ちシャワーが4つ、冷水ボディシャワーが1つ。浴槽は奥壁側に、外壁側にかけてがちょっと前に張りだした、ウエーブのかかった曲線浴槽。超音波気泡風呂ジェット2連の座り風呂、ブクブクの気泡風呂が2つ。それぞれ「高温」「中温」などと書かれているが、あまり湯温の違いがわからなかった。さらに間仕切り壁側にサウナ。奥壁側にサウナがある、というのは、ちょっと珍しい。

 てなわけで、なかなか珍しいアイテムあれこれ、見どころ入りどころの多い銭湯だ。ちょっとローカルな雰囲気のロケーションも、これまた楽し。休日の、ちょっとしたお楽しみ。
 

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