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南海の羽倉崎駅から北東、府営住宅とグランドもある大きな公園が並ぶ通りの向かい側、いくつかの小さな店舗に間に、さりげなく立ち並ぶ銭湯。暖簾が掛かるガラス戸の上の屋号ロゴ、シールを切り貼りしたような？手作り模様がご愛嬌。 暖簾をくぐり下足場へ。中央に傘立て、両脇に下足箱。あれれ、下足箱に下足キー（板）がほとんど無い。これもご愛嬌かな。 そして番台を通り脱衣所へ。時間が一寸止まったかのごとく、懐かしいような雰囲気が漂う。こじんまりとしたスペースに、置かれた畳地の腰掛台。隅にはアナログ体重計、そしてやたら音の大きなエアコン。内庭には、さすが泉州、玉葱がぶら下げられていた。 浴室へ。シンプルな、ごくごくシンプルな空間。中央に深と浅、２つの浴槽が並ぶ。男女間仕切壁の上には、「商友会加盟店」と書かれた１４軒の地元商店の広告看板が。 静かな空間に響くのは、洗い場のカランの音と風呂桶が触れ合う音。そして時々、常連の方の話し声。なんともいいもんありますね。落ち着いてリラックス。 |