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京成押上線の八広駅から出口を出た広い通りを南、１つ目信号の筋を東へ入り、３００メートルほど行った先の信号を西の辻に入って、うねうねうねっと行ったところ。細い辻が続く一画にあり、説明がしずらい。とりあえず民家の間から見える煙突を目指して進むべし。前面、きれいな正面に大きな窓、今風外観の銭湯。しかしその後ろ側をよく見ると、まごうことなき和風の屋根。上手に改装をされているようだ。 暖簾は架かっておらず、玄関口上のスリガラスに屋号。そして下足場には、アフリカの動物たちをモチーフにしただろうステンドグラス。おお、これはなかなか見ものだ。向かって左側にガラス戸、中へ入るとフロント、そしてロビーという今風仕様。フロント前にはアイスの冷蔵庫。そして奥側に広めのスペースがあり、そちらにロビーが。ソファが置かれたくつろぎ空間。 脱衣所へと。こちらはこれまた独特なレイアウト。脱衣所中央に、腰掛け台がどーんと２個、そして真ん中にテーブル、長イス。ようは、このスペースがけっこう空間を占有している。座るところたくさん、これはなかなかいい。浴室入口前にもベンチがある。脱衣ロッカーは、脱衣所入口横手側と外壁側と。脱衣所入口横手側壁には、アフリカのサバンナだろう草原にライオンとシマウマという大きな絵画。外壁側、脱衣ロッカーの隣には、デジタル体重計、血圧計、マッサージ機、その上側には船の額入り絵画。天井を見上げると、折り上げの格天井で、そこから洒落たランプ付き天井型扇風機がグルングルンと回っている。床はきれいなフローリング、足元気持ちいい。 さて、それでは浴室へと。奥壁側に浴槽、中央から手前にかけて洗い場のカラン、という伝統的東京スタイル。天井は２段式、縁は水色、他は薄い水色、これもまた東京スタイル。洗い場のカラン、間仕切り壁側に８つ、島カランは２列で、１列両側に７つづつ、もう１列の片側に６つのカラン数。外壁側には、立ちシャワーが３つあり。うち２つのタイルには、ヨットや家のイラスト入り。間仕切り壁タイルには、花のイラストがいくつか。 そして奥の壁、どどどどどーんとタイル絵、アルプスの山々と手前に緑の山々、その背後に朝焼けもしくは夕焼けという、雄大な自然の壁絵。この構図を見るのは初めてだ。そのタイル絵をバックに、奥の浴槽。まず深と浅、深はブクブクの気泡湯付き、横長の浅は超音波気泡座り風呂仕様のジェット３連。そして少し間隔を開けて縦長の薬風呂。広めの浴槽で、半分はブクブクの気泡湯付きだ。 全体的にきれいで整えられている気持ちのいい銭湯。雄大なタイル絵が見もので、ポイント高し。お湯は少々熱いが、これは修行を積むしかないか。満足です。 |