軍人湯

【住所】 京都府京都市伏見区深草極楽町775
【営業時間】 16:00〜23:00 
定休日】 毎週水曜日
【入浴料】 大人¥410  中人¥150  小人¥60
【設備】 超音波気泡風呂、寝風呂、座り風呂、電気風呂、水風呂、サウナ
【最寄り駅】 京阪本線藤森駅から徒歩4分



 京阪の藤森駅の東側、琵琶湖疏水に架かる端を渡って、藤森商店街の通りを少し。小さい商店の並ぶ右手に、「軍人湯」と、なんとも印象深い屋号の看板、そして各種浴槽名の書かれた縦置き看板が。その先の辻を見てみると、突き当たり奥の銭湯の暖簾男女2枚が目に入った。前まで行くと、その横手にお地蔵さんが祭られている。ありゃすごい、さすが京都の銭湯だ。そっと手を合わせてから、暖簾をくぐることとする。

 こじんまりとした下足場から引き戸を開けて中へと。いかつい屋号とは正反対に、女性の方が番台でお出迎え。番台から段を上がって脱衣所。こじんまりとした脱衣所ながら、すっきりとした雰囲気。天井の色合いとか、きれいな感じ。仕切り壁上には、ガラスケース入り人形。中央にベンチ、横手にデジタル体重計。脱衣ロッカーの並びには飲料類の自販機が設置。そして耳元には、優先の演歌が流れている。

 それでは浴室へと。こちらは、こじんまりとしながらも、コンパクトにまとめられた今風設備がどどどどーんと。浴室中央に円形の超音波気泡風呂、ブクブク気泡+ジェット2連。間仕切壁には、手前から電気風呂、座り風呂ジェット1つ、寝風呂ジェット2連と続く。奥壁側、サウナと隣に水風呂。水風呂はステンレスのパイプから冷水が落下。この水風呂が一番広い浴槽か。そして浴室入ってすぐのところには、別室仕様のボディシャワー。間仕切り壁と反対側には洗い場。シャワーの出が良く、快適。天井は白色のようできれい。見上げると湯気抜きがある。

 と、その特徴ある屋号からは何の関連性も見つけることのできない銭湯。まあ、当然と言えば当然でしょうか。しかし戦前は、近くに陸軍の施設があれこれ置かれていたらしく、それが屋号の由来なのでしょう。近くの学校には当時の師団司令部の建物がそのまま使われているところもあるようですし。何はともあれ、まずは快適な銭湯ですね。

 

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