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のんびりローカルな都電浅草線、その巣鴨新田駅から北側の住宅地。まったくの住宅地で、この界隈に銭湯があるとは、なかなか思いづらい。というか、全く気づかずに通り過ぎてしまったんですよ、本当に。しかも真ん前で、iPhoneの地図を見ていたという馬鹿さ加減で・・・。検索結果が目の前で、えええっ？という展開。横を見ると、ありました銀泉湯さん。 建物両側シャッターが閉まり、中央玄関口に短い暖簾。きれいな下足場、向かって右側にガラス戸、奥に向かう壁側に男女の入口が見える。中へ入ると、フロント、そしてロビー。ロビーにはテーブルとイス、そして浴場組合発行の「１０１０」やら各種冊子が置かれている。お、お遍路用のスタンプカードもあるではないか。ちょうど先に持っていたものがいっぱいになったところ、すみません頂戴します。 脱衣所は広めでシンプル、あまりごちゃごちゃといろいろなものが置かれていないすっきりとした空間。。天井は高めで、３枚羽根の天井型扇風機がぶら下がっている。床はフローリング。入口壁側に脱衣ロッカー。中央には腰掛け台。アナログ体重計、旧型のマッサージ機などが置かれている。 浴室へと。手前から中央にかけて洗い場のカラン。奥壁側に各種浴槽がずらり。天井を見上げると、おっとびっくり。一面緑色に塗られた珍しい色あいで、中央付近に２つ、湯気抜きの穴が開いている。カラン数は、間仕切壁側に４つ、外壁側５つ、間に島カラン両側５つづつ。外壁側には立ちシャワーのブースが２つあり。奥壁側の各種浴槽、間仕切り壁側からブクブク気泡湯の浅、電気風呂、超音波気泡寝風呂と座り風呂がそれぞれ１つづつ、という構成。東京では関西ほど多くない電気風呂があるのがうれしい。ピリピリと心地良い。そして薬風呂、こちらもブクブク気泡湯付きだ。 てなわけで、何気に通り過ぎそうになったこの銭湯、決して派手さがあるわけではないが、各種浴槽あれこれ充実した気持ちの良い銭湯。ジェットと電気と薬で、痛いところ凝ってるところ具合の悪いところ、全部まとめてかかってこんかい、ていうような気概が感じられる。 |