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長いアーケードの商店街が印象的な武蔵小山駅。駅の南側は、その商店街を中心に、賑やかで活気のある通りが広がっている。その南側と反対側、駅の北側の２６号泉通りをずずずんと北西へ。４００メートルほど行った目黒本町五の交差点を西へ２００メートルほどのところ。横長建物の銭湯が佇んでいる。 左右にコインランドリー、正面入り口横に「サウナ」の看板。入口に暖簾は架かっておらず、中へ入ると下足場。引き戸を開けるとフロント、っして奥にロビーがある今風仕様。このロビー、ちょうど奥に休憩スペースが造られていて、正面に大きな山にお城の絵がどーんと飾られている。その前面にはソファが置かれ、身長計や血圧計などおまけアイテムが置かれている。 脱衣所は縦長で奥行きのあるスペース。天井は高めで、木材が十字に配されている。床はフローリングだが、中央部にはカーペットが敷かれている。外壁側に脱衣ロッカー、その前には丸椅子がいくつか。間仕切り壁側にはマッサージ機やアナログ体重計、エアコン、木のベンチ。脱衣ロッカーの上に扇風機がいくつか置かれており、エアコンと向かい合うような形で冷風、こりゃ涼しい極楽だわん（本日は真夏）。 浴室へ。入ってすぐに驚いた。掛かり湯と思われるような槽に、入浴客が浸かっているではないか。むむむ、どうやら水風呂らしい、これが。掛け湯の槽にしては大きいが、浸かるには１人が精いっぱい、高さがあるので入りづらいが・・・、とにかく水風呂であることは間違いないみたい。いやはや、いきなり面白い。 さて、やはり縦長で奥に空間の延びる浴室。天井は半ドーム状で、カラフル４色の虹模様。うーむ、これまた超個性的。そして奥壁上に大きなタイル絵、これが山の中に西洋のお城、そして気球が浮かんでいるという、ドリーミングでファンタスティックな楽しい絵柄だ。天井のカラフル虹模様とあいまって、なんとも楽しいいい感じ。 洗い場もカランは中央から手前にかけてずらり。間仕切り壁側６つ、外壁側８つ、間の島カラン１列両側７つづつというカラン数。奥壁側に各種浴槽。横長の浅、ブクブク気泡湯付き。ブクブクというより、ブワーッというタイプの気泡か。その隣に超音波気泡風呂ジェット２連の座り風呂、頭の位置には水枕。そのさらに隣、打たせ湯のノズルがあるが、手元のボタンを押しても打たせ湯から落湯はなく、替りに背中の超音波ジェットが噴出した。先の座り風呂よりも、少しだけ高温の座り風呂だ。さらに浴室入口横手にはサウナもあり。 とにかく、大小見どころあれこれ多い、楽しい銭湯。奥壁銭湯アート、天井のカラフル虹模様、フェイント打たせ湯、ビックリ水風呂と、よくもこれだけ・・・というようなところあれこれ。百聞は一見にしかず、見て入る価値は十二分にありますよ。あー、不思議な楽しさ、オモシロ銭湯。 |