船岡温泉

【住所】 京都府京都市北区紫野南船岡町82
【営業時間】 15:00〜翌1:00  日曜日 8:00〜翌1:00 
定休日】 年中無休
【入浴料】 大人¥410  中人¥150  小人¥60
【設備】 深、浅、超音波気泡風呂、薬風呂、サウナ、水風呂、打たせ湯、露天風呂
【最寄り駅】 地下鉄烏丸線鞍馬口駅から徒歩20分



 言わずと知れた、京都市北区の船岡温泉。京都の銭湯というと、まず最初に名前があがるのが、この船岡温泉。テレビや雑誌などに取り上げられる有名銭湯で、かの「京都極楽銭湯案内」でも一番最初に紹介がされている。僕も、名前は当然ながら聞いてはいたが、なんとなく機会が無いままだった。しかし、これではあかんだろうということで、意を決して京都へ向かう。

 千本通の千本鞍馬口交差点から東へ続く、のんびりとした通り。あ、ありましたありました、船岡温泉。おおっと、写真では見たことがある、その外観。大きな岩で囲われた塀、整えられた庭、そして唐破風が立派な正面玄関。元料理旅館だったというのがうなずける、重量級の外観。思わず、入る前にすでに幸福感。

 屋号入りのオリジナルな暖簾をくぐると、すぐ正面にフロント。フロントに向かって左手には、こじんまりとしながらも休憩用のスペースが。そして、「御殿方」「御夫人方」の、これまたオリジナル暖簾をくぐってそれぞれの脱衣場へ。

 さてさて、脱衣場。あー、これだこれだ、噂に名高い装飾があれこれと。天井側の欄間に彫られた彫刻の数々、お侍さんやら兵隊さんやら。天井には、大きな天狗と牛若丸?が真上から睨んでいる。そして浴室への廊下前には、ミニタイル絵があれこれと。浴室へ向かう流しのある廊下には、これがいわゆるマジョリカタイル(と言うんですよね?)の鮮やかな模様。なんともまぁ、芸術系装飾のオンパレード。

 そして浴室へ。こちらはきれいな今風仕様で、あれこれと各種設備も充実。
 深と浅、浅内にブクブクの気泡湯、超音波気泡風呂、電気風呂、薬風呂。サウナも完備され、水風呂も。先ほどの廊下側には打たせ湯、そして横の中庭には檜の露天風呂。

 その中庭がまた凝っている。「菊水橋」と書かれた欄干、裸婦の像、下には池、池の中には大きな鯉、そして前述の檜風呂。あー、もう何でもありやーの、豪華な造り。

 とにもかくにも、聞きしにまさる、とはこういうことを言うのでしょう。しかも、昔ながらの素晴らしい部分をしっかりと残しながら、現代銭湯として十分の機能を備えているという。ますますもって素晴らしい。感動さめやらず、幸福感たっぷり。ほんとに良かった!

 

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