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手塚プロと学生街の町、高田馬場。ＪＲ高田馬場駅から西側、早稲田通りを西へと歩く。通りの両側には商店街、賑やかで活気がある。掲げられたノボリを見ると、アトムに三つ目にレオにブラックジャックに・・・と手塚キャラがあれこれだ。そんなこんなを眺めながら４００〜５００メートルほど先を南へ入りすぐ。明るくきれいなビル型銭湯が現れる。 福の湯さん、屋号がネオンで正面玄関上に光る。短い暖簾の奥は下足場、そこにはクリスマスツリーとサンタさんが飾られている。ああそうか、もう１２月かいな。東京に赴任して初めての冬だ。ああ、大阪帰りてぇ。中へ入るとフロント、そしてロビーという今風使用。ロビーにはテーブルとソファ、そしてショーケースや冷蔵庫や水槽やあれやこれやがあれこれと。 脱衣所はシンプルであっさりとした造り。ビル型銭湯ということがあり、天井は低め。床はフローリングだ。脱衣ロッカーは両壁側に。赤色の長椅子。大きなアナログ体重計。旧タイプのマッサージ機。何気に銭湯独特のレトロ設備。 それでは浴室へと入る。天井を見上げると、ギザギザ波打つ、ちょっと変わった形。中央から手前側に洗い場のカラン、奥壁側に浴槽一直線という東京銭湯定番のスタイル。洗い場のカラン数、間仕切り壁側８つ、外壁側と間の島カラン一列両側はそれぞれ６つづつ。立ちシャワーのブースが１つあり。奥の一直線浴槽、深と浅の２槽式。深は薬風呂で、壁に掲げられたパネルを見ると、３つほどの薬系風呂がミックスされている。横長の浅には超音波気泡ジェット２連付きだ。 そしてお湯。壁のパネルによると、超軟水とのこと。軟水のさらにその上？なのだろうか。そして浅の浴槽内には備長炭。超軟水＋備長炭、そしてミックスチャーの薬風呂。なかなかの健康促進仕様の浴槽設備だ。湯上り後、ぽっかぽか。これは持続します。 |