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阪神の杭瀬駅から国道２号線を挟んで北西、商店街を突っ切り、細い道を北へ。すると現れるのが、こじんまりとした懐古系外観の銭湯。入り口の天井が低く、暖簾がやたらと大きく見える。玄関横手の壁には、「スーパー軟水 ここが違う」という、何とも大見得を切ったようなキャッチフレーズの看板。横反対側の自転車置場にも、「スーパー軟水」の看板。ふむふむ、これはぜひともリサーチしなければ。その渋い外観にも心躍らされて暖簾をくぐる。 まず下足場、これがなかなか広くてきれいに整えられていて、ちょっと外観の雰囲気とは違う。扉を開けて中へ入ると、番台の位置がすごく高い。入り口の天井が低かっただけに、これも意外。そして広々とした脱衣場、あっさりとしたレイアウト。男女間仕切壁には、「ミネラル湯浴泉」の文字の照明。その上の天井には、２枚羽の巨大扇風機。浴室入り口横には、脱衣場側に設置された「ミネラルサウナ」。 そして浴室へ。ところせましと、あれこれ各種浴槽が。これまた、古い感じがあまりしない。浴室中央に、半楕円形の浅、深。その奥に、超音波気泡風呂ジェット３連、電気風呂、カーテンを引いて使用する打たせ湯。さらに、水風呂、そして少々塩分の濃い塩風呂。 浴室壁には、「いい湯だな ここは福寿 ミネラル温泉」との楽しげな文字。その周りには「トロン」が２つ。明るい感じの、ミネラル湯浴泉。あれれ、そう言えば「スーパー軟水」は？との疑問も。ミネラル湯浴泉のことかなぁと、少々悩む。 しかし、そんなことがどうでもよくなるのが、奥の壁、男女にまたがる巨大な富士山のタイル絵！おそらく２００枚ほどに描かれているであろう大力作。その迫力にイチコロでダウン。圧倒され、そして感服する。 その外観のこじんまりさとは裏腹に、あれこれ話題豊富な銭湯。話のネタにはつきません。なかなかのもんと見ました、天晴。 |