 |
南海の北野田駅を西へ、ずんずん進んで約３０分。国道３１０号線と交わる交差点から北西の、府営団地の西側。手前、きれいな今風住宅が並んでおり、一瞬ちょっと不安になったが、その奥にちゃんと営業されていました「福田温泉」。 白壁、ひさしの上側に屋号。建物背後には煙突がニョキッと立つ、昔ながらの外観。暖簾をくぐると、正面に板に手書きで書かれた営業時間の案内。こじんまりとした下足場、妙に天井が低く感じる。 番台を通り脱衣所へ。おっとっと、これはこれは。まず目に飛び込んでくるのが、大きな漢数字の書かれた木の脱衣ロッカー。ここしばらく見ていませんでした、久しぶりに見ると新鮮。天井は、互い違いになった広めの格子状。そして小さめの３枚羽扇風機。ドリンク用冷蔵庫の横にはもう１つ冷蔵庫が並んでいて、そちらには家庭用？のような食材などが入れられている。他に、マッサージ機やアナログ体重計。なんともレトロチックな独特の空間。 さて浴室へ。横長の造りで、浴槽が壁側から中央へ横長の配置。まず中央に主浴槽の深と浅。浅の浴槽底には、鯉の絵柄のタイル。そして壁に向かって、超音波気泡風呂ジェット３連とブクブクの気泡湯、電気風呂とが並ぶ。超音波ジェットの背後の壁には、富士山のモザイクタイル絵。これが見れたというのも、収穫の一つ。 脱衣所、浴室ともに、昔ながら度高く、昭和のお風呂やさんの雰囲気が味わえる。中でも木のロッカーは、一気に時間を遡られることができる一級アイテム。好きな人はぜひ確認しにきてくださいな。 |