富士の湯
 
【住所】 東京都台東区橋場2−21−7
【営業時間】 14:00〜23:00 
定休日】 毎週金曜日
【入浴料】 大人¥450  中人¥180  小人¥80 
【設備】 超音波気泡風呂、浅気泡風呂、水風呂、スチームサウナ
【最寄り駅】 東京メトロ日比谷線南千住駅から徒歩約12分 
 


 東京メトロやJRの南千住駅から南、吉野通りを下り、明治通りとの交差点、泪橋。ん、泪橋?そうそう、泪橋を逆に渡る、あしたのジョーの舞台となった泪橋やないですか。実際は交差点名に残るのみで、川などはないのだが。その泪橋交差点から東へ400メートルほど行き、清川二の交差点を南へ100メートルほど東側。

 通りに面して、さりげなく何気なく佇む銭湯が1軒。僕が訪問したのが、日曜日の開店早々の昼間だったからか、人通りも少なく、本当にさりげなく、という佇まいだった。こじまりとした間口を入ると下足場、そして自動ドアを入るとすぐフロントだ。フロントのカウンター上では、金色のミニ招き猫が手を振っている。

 フロント横から脱衣所へ。こじんまりとした脱衣所。フローリングの床が気持ちいい。入口側と外壁側に脱衣ロッカー。真ん中には、木のベンチを挟んでガラステーブル。間仕切り壁側には、洗面台のところに縦長の鏡、その横手に横長の大きな鏡。浴室入口前には、コイン洗濯機が2台並んでいる。

 そして浴室へ。奥壁側に浴槽が一直線、中央から手前に洗い場のカランがずらり、という東京銭湯スタイル。天井は高く2段式で水色に塗られた、これもまた東京スタイル。洗い場のカラン、間仕切り壁側8つ、外壁側4つ、間の島カラン両側4つづつというカラン数。奥壁一直線の浴槽、シンプルに深と浅。深は超音波気泡風呂ジェット2連の座り風呂。浅は横長で、ブクブクの気泡湯付きの薬風呂仕様だ。

 そして銭湯アート奥壁に描かれた、富士山のペンキ絵だぁ〜。署名を見ると早川氏、19年のいつだっけ、場所は西伊豆の絵柄。間仕切り壁の中央にどーんと富士山という王道スタイルで、豪快な波しぶきが見応えがある。

 富士山拝んで、ゆったりお湯に浸かる。これぞ東京銭湯か。こじんまりとした何気ない銭湯だが、そこは東京銭湯の意地でんがな、というような心意気を感じるような銭湯だ。まだまだ甘いのぉ〜と、銭湯の神様の声が聞こえてくるような。はい、がんばります。

 

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